植物を育てる環境がよくて、育ちもよくなるというのでスリット鉢を使うことにしました。
植物を育てる環境にいいというメリットに対してデメリットもあります。縦に入ったスリットから土がこぼれるのでベランダを汚してしまうことです。
水やりを何回かするうちに土がなじんできて沢山はこぼれなくなるし、掃除すりゃいいだろうということで解決です。
解決しないもう一つのデメリットは見た目が安っぽいのです。安っぽいというより元々安いんですが、生産農家でもこの鉢を使って出荷することもあるぐらいです。
この安っぽさを見えなくするために木製のプランターを作ることにしました。なんとまめなことを。こんなことをする人間じゃなかったんですけどね。変わるもんですね。
変わるきっかけは、やはり草刈りですね。大量の雑草に面と向かってきたことで、何か変わってきたことを感じます。
実は私、草の緑が苦手なんです。記憶にはないけど幼稚園に通うよになったころ、母親にほうれん草を放られて受け取った後ギャーと叫んで熱を出してしまったことがあるようです。
とにかく草の緑が苦手というより怖かったんです。今でも芝生にどかっと座り込むことできません。
鉢に植わった植物でもなんとも思わずに枯葉をとっているわけではないんです。背丈より高くなった雑草を刈り取るのでだいぶ慣れました。
DIYの話に戻ります。
まあ、見てください。ひどいもんですね。やる気があってもこればっかりはどうにもなりません。
言い訳させてもらうと、買ってきた木材が反ってたんです。4枚の板をつないで枠を作るのでも隙間が出来てしまいます。隙間を直そうと釘を強く打ち付けると木が割れてしまいます。
どうせペンキ塗るからいいやと塗ってみたんですが、隙間は埋まりませんでした。木材用のパテを塗って隙間を埋めたとしても、板が動いちゃうんでパテがボロボロ崩れて来るだろうと止めました。
古びて壊れかけが味がある、なんてのもあるかもしれませんが、それは最初にきちんと仕上がっているものが時間経過とともに味が出てくるのであって。最初からぼろいのは味があるんじゃなくてぼろいです。
DIY1号機はこんなもんです。2号機があるかどうかわかりませんが、少なくとも反っていない木材を見極めることだけは覚えました。
ペンキは水性塗料を使いました。シンナーなど一切使わないで、ペンキを薄めるのも水でよくて、片付けも水でハケや容器を洗えば済みます。1時間もすればほぼ乾きます。
乾いたら油性塗料ほどではなくても、雨風をしのげます。色も豊富で、こんな微妙なくすんだ水色なんてのもありました。
もうちょっと手を入れてWELCOMEなんてステンシル加工してもいいですね。Amazonでステンシル加工用のシートを売っているんですが、バンクシーの絵柄などもありました。
縦横の大きさとしては7号鉢が2つ入る大きさにしたんですが、全体が大きくなりすぎて場所をとってしまうので。バンジービオラを6号鉢2つ置ける大きさにしてもいいかな。
2号機のプランが少し出てきたようです。
園芸広がりで楽しむこの頃です。