好天の日曜日、一週間ぶりにウォーキングに出掛けました。
今回は散歩から脱皮するべく、いくつかの点を意識しながら歩いてみました。
歩幅を広げてみる
先週火曜日に室内スロージョギングをしたら、ヒザのお皿周りの筋肉痛になったので大事を取ってスロージョギングを中止していました。
多少の違和感もあったのですが、試しにと昨夜室内スロージョギングを10分ほどしてみたら、今朝になってやはり筋肉痛が出てきました。
これは、関節そのものが痛いわけではなく、これまで使わなかったヒザ周りの筋肉が鍛えられているんだろうと、本日は午後から距離6Kmのウォーキングに出かけてきました。
きょうは、足の裏全体で着地するミッドフット着地を意識してみました。さらに着地するときにさらに先に着地することを意識して歩幅を広げるようにしてみました。
いままでウォーキングしていると思っていたけど、ただ散歩しているだけのような気がしてきたので、別のことも試してみました。
JRの線路の上を通る陸橋から東京スカイツリーが見えて、ちょっと嬉しい瞬間です。
ズームを効かせて撮影したので、実際には1cmぐらいの大きさに見えるだけです。
普段より汗の量が多かったので運動量が増えたことを感じましたが、スマホのウォーキングアプリで見てもいつものスピードと変わりなく残念でした。
歩行者はどちら側を歩くのか
歩道を歩いていて気になることが有ります。
歩道上で右側を歩いている人が多いことです。
歩行者は左側を歩くというのが私の認識だからですが、気になることがあって調べてみました。
以前TV番組で気になる発言をした人がいたので、一度調べて見る必要を感じていました。 BS日テレで「愛車遍歴」という番組があり、自分の乗ってきたクルマを振り返る番組です。
元プロボクシングチャンピオンの具志堅用高さんが出演したときのことです。昔話を披露していた時、チャンピオンになったあとに沖縄の自動車通行が左側に変わるとき、左パンチを出しながら
「クルマは左、人は右」
というTVキャンペーンCMを行ったというのです。
人は右…..。
って何。
対面交通のルールで判断
調べてみました。 ニッセイ基礎研究所の解説が、納得の行く説明で分かりやすいようです。
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=54311?site=nli
道路交通法10条によると、
「歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項及び次条において「歩道等」という)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。」
とあります。
「ほらっ、歩行者は右側通行でしょ!」
「ごめんなさい、歩行者も左側を歩かなければいけないと思いこんでいた私が 間違っていました。」
でも、よく読んでみると歩行者の右側通行は、歩道と車道の区別のない狭い道の場合を言っており、ただし書きの後には、事情によっては左側を通行することができるとしています。
これは「対面交通のルール」という考え方が元になって規定されているということです。
「対面交通のルール」とは車と人は対面で接する、つまり向こうから車が向かってくるのを面と見ることで互いに相手を認識することができるので、相手の挙動を知ることができ、より安全を保てるという考え方です。
道路交通法で規定していない歩道と車道の区別のある道の場合では、歩道内の右側でも左側でもどちらを通行しても良いことになります。
ただし、「対面交通のルール」の考え方で解釈すると、歩道を歩くときに車と面と向かって対面で歩いてくる方が車に近い方を歩くことがより安全を保てるため、歩行者同士で見た場合は歩道内では左側通行をすることになります。
歩道内では歩行者は左側通行すると道路交通法に規定されていないので、あくまでも「対面交通のルール」の解釈によればということです。結局は、その場の状況に応じて判断すべきということになってしまうようです。
小学生の判断を基準にすべき
歩道内の歩行場所に決まりがないのでは、歩道上で混乱してしまいます。 こういう時は、立場の弱いものに準じて判断すべきでしょう。
そもそも「対面交通のルール」は、相手の挙動を知るのには歩行者は右側を歩いて車の挙動を早く知ったほうが良いという判断です。歩行者の安全を重視するなら、道路上でより弱者な存在である小学生の判断に合わせるのが良いでしょう。
小学生は多くの場合歩道内では右側を歩いています。学校の交通教育で歩行者は右と習っているからでしょう。
ここで「対面交通のルール」を持ち出して、難しい判断を強いるのはとっさの判断に役に立ちません。
学校で歩行者は右と習っている小学生に合わせるのが、交通の安全を保つのに役に立つでしょう。
よって、これからは小学生の動きを見習うことにしました。