ネットニュースやTVのワイドショーでは、九十九里浜の海岸に無数のハマグリが打ち上げられている話題を取り上げていました。
見覚えのある海岸近くの設備が写っていたりして、私が2014年5月に2回目のサーフ釣りで52cmのヒラメを釣った場所だとわかりました。
当ブログの右側サイドメニュー「よく読まれている記事」の、「2回目のサーフヒラメ釣り」にその時の様子を書きました。
みんながやってるんだから俺だけに言うなよ
その時は、大勢の観光客が裸足になって片手に小さなポリバケツやビニール袋を持ち、海岸で何かを拾っている様子が見られました。
2014年5月の九十九里浜です。波打ち際の小さな点はすべてハマグリ取りをする観光客です。
大勢の人出で釣りができなくなったので一旦車に戻り昼寝をしてから、人が引いたら釣りをするつもりでした。
1時間ほどの昼寝から目覚めて、人出は引いたようなので釣りするかと準備を始めると、隣の車の人が帰ってきてバケツの中身をクーラーボックスに移しているので、何が採れたのか見せてもらうとハマグリでした。
今回、海岸に打ち上げられたような手のひらサイズの大きな物ではなく、アサリを一回り大きくした程度の小さなものでした。
それでもクーラーボックスの底が見えないほど多数のハマグリで2、3Kg以上はあったろうな。
話を聞くと茨城から毎年この時期に採りに来て、コレで一杯やるのが楽しみなんだとか。確かにそりゃ、うまいだろうな。
その方が言うには、「本当はとっちゃいけないんだけどさ、漁師に怒られたこともあるんだけど、なんで俺だけに言うんだよ。みんな採ってるじゃないか。って言ってやったら漁師もだまってるよ。」 と得意げに話してくれました。
どうせヒラメなんか釣れないんだろうし、ハマグリ採りのほうがいいよな。 ただ、気になったのは漁師から怒られるってことです。
天然のハマグリはもういないのです
家に帰って調べてみると、いろいろと分かってきました。
まず、九十九里浜はハマグリが名産であるということ。しかし、今では天然のハマグリは採れなくて、今採れているハマグリは漁協が稚貝を放って数年してから採取しているものだそうです。
したがってハマグリには漁業権が設定されていて、採取するには年間2万円ちょっとの支払いで権利を取得する必要があるようです。 そういうことなのか。
海岸のあちこちにハマグリ採りは禁止されていると立て看板があるし、ハマグリが採れることを知ってこの場所に来ているんだから、ほとんどの人は採ってはいけないことを知っているじゃないでしょうか。
良識あるいい大人がやることじゃないよな。
「みんなやってるだろう。」と言い返されて、黙ってしまう漁師の敗北感を思うといたたまれません。
というわけで、私はヒラメ釣りに没頭することにしました。
釣り場の始末に負えない人たち
釣りのことを考えるにしても、釣りっていい大人が非常識なことをしてしまう選手権第一位ですよね。
ゴミを捨てる。フグなどいらない魚が釣れるとその場に捨てる。釣り禁止の堤防に忍び込んで釣りをする。
磯釣りで釣れたフグを岩場にほっぽるから岩場が汚れて悪臭を放っています。あの恐ろしいヌカカも大量発生してました。
南房総白間津の磯です。釣り禁止とは書いてないじゃないかとでも言うのでしょうか。大勢の人が入り込んで釣りしてました。
まーず信じがたいほどの愚か者たちです。 なんでこの人達は、平気でこんな愚かなことができるのでしょう。
なぜ自分の行いを振り返って間違いを正そうとしないのでしょう。 自分に対して恥を感じないのでしょうか。
もしかするとこういった人たちは、「自我が確立」していないから自らの行動を振り返って恥じ入ったり、行動の修正をしたりということが出来ないのでしょうか。
ジガノカクリツについての素人考え
なに、なに、ジガノカクリツって何よ。
私も専門に勉強したわけでもなく、偉そうに語れるわけではないんですが。
自我ってのは自分自身そのもののことで、自我の確立となると意識的に感じ取っている自分ということになるのでしょうか。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、といったことだけでは自我が確立しているとは言えないのでしょう。それはその人そのものであるだけです。
意識的に感じ取っているというのは、なんとなく感じているということではなく、言葉や文章によって表現出来ていることです。多くを学び文章表現の技を持っていないと出来ないことです。
自我が確立することで自分と他人の境界線が意識される。(これはインターネット検索で調べて知ったことです)
自分と他人を区別して見れるということは、自分を客観視できるということに繋がりそうだけど、どうでしょう。
言っていることが飛躍しすぎてるなんてお叱りを受けそう。まあまあ、素人考えですからお許しを。
自分の欲望や感情に赴くままの行動をとってそれで終わり。結果として楽しかったり得をしてればそれで良し。そんなところでしょうか。
若いうちは自我が確立するための知識や経験に乏しいから、やむを得ないこともあるでしょう。しかし釣り場で愚かな行いをしている人たちはほとんどオヤジです。
どうしたらいいんですかね。
見て見ぬふりするしかないのかな。
頭を働かせてみました
答えの出ないことに悩み始めて、迷路に入り込んでしまったようです。
いい歳して青っ臭いことに悩んでしまいました。
でもね、体を動かす運動と同様にグルグル頭のかなで考えを巡らせることもいい運動です。
結論が出ませんが、一旦ここで休憩したほうが良さそうです。もう一度勉強し直してノートを取り直しです。
引っ散らかしたまんまですが、一旦ここで締めくくります。
そうさな。
自分はハマグリを採らないし、ゴミを捨てないとしか言えないです。
そうそう、一つ付け加えておきましょう。今までやってなかったことも付け加えましょう。人の出したゴミも片付けるです。結局悩んだ末に出てきた答えはこれかな。
でも、昨日の自分より一つ項目進歩したような気がしないでもない。