超勉強法で有名な野口悠紀夫氏が本を読む大切さについてとても参考になることを言っていた。
本には読むにふさわしい年代があり、子供の頃はアンデルセンやイソップなどの童話やフランダースの犬などの児童文学。中学、高校、大学とその年代の感性でしか読めない本がある。それはほんの数年の短い間でしかない。大人になって会社勤めをするようになってからヘルマン・ヘッセ、ロマン・ローラン、アンドレ・ジッドを読むことは難しい。
子供の頃から読書に親しんでいれば自然とその年代にふさわしい本を選んで読むようになる。ただし、そこに至までの幼い頃には親が適切な本を選んで与えてあげる必要がある。無理矢理読ませるのではなく、本を読む楽しさ覚えさせることが大切だ。
また、世界文学全集や日本文学全集に載るような名作文学は、時代、民族、思想の枠を超えて人類共通の普遍的なテーマを持っており、だからこそ時代や民族の枠を超えて読み継がれている。はやり物の小説ばかり追いかけるのではなく、一度は触れておく必要がある。
一語一句正確には覚えていないけど、こんな感じの話だった。親の世代がちゃんとした読書歴を経ていないと子供を指導するのは難しいのかもしれない。親に見込み無くても学校の先生やクラスメイトが刺激になることもあるから諦めることもない。最も身近な知的探求の道具として読書に親しみたい。
- 作者: ドストエフスキー,工藤精一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/06/09
- メディア: 文庫
- 購入: 10人 クリック: 197回
- この商品を含むブログ (204件) を見る
まるでサスペンス小説のようなハラハラ感があって、意外と面白いのでロシア文学の「罪と罰」に挑戦してみてはどうだろうか。勧めておいてなんだけどボクは最後まで読んでません。途中から理解しがたくなってしまったんです。ロシア文学など欧米の文学を本当に理解しようと思ったらキリスト教などの宗教を理解しなければならないことを感じたからです。
じゃ、意味ないじゃない。イヤイヤそんなことはありません。自分でそれを感じ取ることが重要なのです。自分なりの読み方をして何かを得るのが良いだろう。