Googleのおすすめの話題で気にる記事を発見。
PRESIDENT Onleneの記事で「毎日散歩しているから大丈夫そんな人が老後に寝たきりとなる.....」
老後の運動としてウォーキングだけしていても生活に必要な筋肉が維持できない、といった話だ。
順天堂大学名誉教授の佐藤信紘さんと非常勤講師の佐藤和貴郎さんの共著「順天堂大学の老年医学に学ぶ 人はなぜ老いるのか」の内容を説明したものだ。
著書を抜粋したものだろうけど、それでも結構長い記事だ。すべて理解する必要もないだろうけど、散歩だけでは老後寝たきりになりかねない、というところだけは抑えておきたい。
要点だけをざっくり書くと.....。
人の筋肉は大きくは2つに大別される。体を動かす「骨格筋」と、臓器を構成する「平滑筋」だ。以後は「骨格筋」の話になる。
「骨格筋」は糸状の細い線維が束になっており、筋トレで鍛えることで細い線維の束が太くなる。糸状の細い線維はさらに2つに大別できる。「遅筋線維」と「速筋線維」だ。
「遅筋線維」は、持続力があって疲れにくく力の入り具合が「速筋線維」に比べて弱い。ウォーキングで主に使うのはこの「遅筋線維」だ。
一方の「速筋線維」は、瞬発的な力を発揮する。ウォーキングが「遅筋線維」なら、「速筋線維」は短距離走で使う筋肉と言える。
一般的な人の太ももなら、「遅筋線維」と「速筋線維」は半分半分というイメージなんだそうだ。
加齢に伴って減退するのは「速筋線維」の方が多く、「速筋線維」を鍛えないと日常生活にも支障の出る筋肉量になってしまうという。
ウォーキングではもっぱら「遅筋線維」を維持するだけなので、老後の運動としては不十分だというのだ。それが表題の、ウォーキングだけでは寝たきりなりかねない、ということにつながってくる。
自重トレーニングや器具を使った筋トレを、取り入れるべきだということです。
もっとも、ウォーキングといってもピンキリで、近所を散歩するだけから、腕を前後に肩まで上げて大股で歩く本格的なウォーキングまで様々だからな。
私のやっている現状のスロージョギングはウォーキング寄りだろうな。10:30分/Kmのペースだけだと遅筋線維しか使っていないことになる。
ただし、勘違いしてはいけないのは、スロージョギングはいつまでたってもずっと遅いニコニコペースで走ることではない。
ニコニコペースとは、心肺機能や脚力が鍛えられ向上するにしたがってペースアップしていくものだ。数か月後にはキロ9分台に入っていくことになる。(なるはず)
私が初めて走り始めたのは2018年5月21日からでした。
その前は、急に走り始めるのは足に負担がかかるだろうからとウォーキングをしていました。今から考えればただの散歩だったんですけどね。
それでも、背中にびっしょりの汗は気持ちよかった。