狭い裏庭の柿の木。
毎秋、柿の実を楽しみにしていた父も他界したので、処分することにしました。なんとも非情な息子です。
狭い場所に植えたため育つに従って物置の屋根の波板に当たり、ジリジリと波板を痛め始めたので撤去するしかなかったのです。
葉の生い茂る枝まではノコで切って、太い幹はホームセンターでチェーンソーかレシプロソーをレンタルして、切り落とすつもりでいました。
ところが、ホームセンターでは当分の間レンタル中止になってしまったので、切り落としも延期していました。
ところが柿の木は生きていたのです。
枝を切り落として葉は一切なくなったのですが、新芽が出てきました。日に日に育っていくので、可愛そうですが連休中に切り落とすことにしました。
ノコで手動での切り落としです。
何回かに分けて切断するのですが、切り落とした瞬間に下に落ちるのも事故の元なので、ロープで止めて切り落としたあと落下しないようにしながらの作業です。
この安全策は効果ありました。
ノコを横に引いて切り進んでいくので、木の重みでノコの刃が押し付けられて動かなくなるんじゃないかと、木片を三角に切ったクサビを用意しました。
木は真っ直ぐに育つことなく、東に向かって斜めに育っているので反対側からノコを入れました。おかげで切り進むに従って、切り口がふさがることもなく楽にノコを動かせました。
思いの外順調に進んだのですが、最後の下部の幹は苦労しました。
太い部分で25cmほどあるし、しゃがんでノコを横に持って前後に動かす態勢がきつい。他の部分の切断より倍以上の時間がかかり汗びっしょり。
問題は切り落とした幹です。
私の住むさいたま市では、幹の直径10cm未満で90cm未満の長さにすれば、束ねて燃えるゴミで出せるのですが、今回の幹は20cmから25cmあって、燃えるゴミでも粗大ゴミでも出せません。
積み木のように細かく切断して、少しずつ燃えるゴミで出すことにします。
このときはホームセンターから切断工具をレンタルしなくては。
園芸の番組かなんかで見たので、切り株にはサラダ油を塗っておきました。
切り株をそのまま放置すると、シロアリが発生することがあるようです。
切り株にドリルで穴を開けて、サラダ油や灯油を注ぎ込んでを何回か繰り返して、木を完全に枯らしてから掘り起こして廃棄する必要があるようです。
なかなかの面倒がいくつも控えています。体を動かして楽しみながら進めていくことにします。
とりあえず、今夜はビールかな。