マラソンの小出監督の著書「マラソンは毎日走っても完走できない」を読み終わりました。
175ページといった新書として標準的なページ数ですが、読みやすいためすぐに読み終わりました。内容はなかなか濃いです。
マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ (角川SSC新書)
- 作者: 小出義雄
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 新書
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ランニングの概略が分かる
本の前半は、ランニングを始めるまでの準備や練習メニューについて。後半は、10Km走、ハーフマラソンそしてフルマラソンに向けた本格的な練習メニューについての話です。
最終ページで、走り出す前のストレッチ方法についてイラスト入りで解説されています。
内容はかなり盛り沢山ですが、練習メニュー等は具体的な数字をあげて示されています。それが参考になるのかどうか今の自分には判断するすべがありませんが、レベルを上げていく走りをするためには、こういう練習メニューが必要なんだと言うことがわかりました。
マラソン大会に出場することが目的でなくとも、ジョギングやランニングをすることの全体像が示されているようで、自分がやろうとしていることのイメージがおぼろげながら浮かんできます。
知識の整理ダンスを作る
この本を読んで、ランニングすることの概略を知ることが出来ました。例えて言うなら、これから学んでいく知識や経験を詰めこんで行くための整理ダンスが出来上がったようなものです。
情報を整理して分類し引き出しにしまっていくことで、知識の体系化が図れます。そのため最初の整理ダンスづくりはとても大事な作業になります。それをこの本が与えてくれました。最初に読んで良かったです。
走るフォームなんか気にしなくていい。自分が楽に走れればいいと助言してくれます。無理をしない楽な走りが一番良いんでしょう。それが一番難しいのでしょうけど。
最初から難しく考えないでまずは、走ってみようよ。ということで、走ることのハードルを下げてくれています。小出監督が言うのだから間違いなだろう。
要点ノートをつけよう
小出監督の噛み砕いて分かりやすく話す感じが、そのまま文章になったようで理解しやすい本です。理解と言うより受け取りやすいといったほうが良いかな。
ベテランのランナーの方からすれば当然のことかもしれないけど、まだ走ってもいない初学者以前には走るための概略を与えてくれます。
新書版ということで各項目について要点が簡単に書かれていることで、逆にとっつきやすくなっているのかもしれません。
サラッと読んでしまったので、もう一度読み返して要点ノートを付けることにします。