11月ってこんなに寒かったかな。
明日の朝は、さいたま市で最低気温5度の予報が出ている。
こりゃ真冬の心構えでいなくては。
さて、最近話題になっている相撲界の暴力の件についてニュースワイド番組を見て、エエエッーーー、とのけぞったことがあったので一言。
白鵬が正しい
相撲には余り興味がないが、ここ数日は、横綱による暴力事件がワイドショーだけでなく一般報道番組でも取り上げられているので目にする機会が多い。
きょう夕方の民放ニュースワイド番組では、当日暴力事件のあった集まりに参加していた人たちの証言の食い違いについて伝えていた。ゲストとして東京相撲記者クラブ会友という方が事情説明していた。
横綱白鵬が、
「最近伝えられているようなビール瓶では殴っていない、ビール瓶を手に取ったが滑り落ちたのでビール瓶では殴っていない」
と証言したというが、
ビール瓶で殴られたいう証言もあるが、この食い違いは一体どういうことかとキャスターがゲストに振り向けると、
東京相撲記者クラブ会友の方は、こう言った。
「白鵬の言ったことが正しい…..」
エエエッーーー、この人何言ってるの、びっくりしてのけぞってしまった。
なんで白鵬の言ったこと「ビール瓶は手から落ちてしまった…..」が、正しいといえるのか説明はなかった。情けなくもキャスターも何故それが正しいのか追求しなかった。
しばし考えて、なるほどそういうことか。
この発言の意味がわかってきた。念のため東京相撲記者クラブ会友というのがどういう立場の人か調べてみて、大いに納得がいった。
会友ってそういうことですか
東京相撲記者クラブ会友とは何のか…..。
日本相撲協会を担当する記者クラブが東京相撲記者クラブで、さらに東京相撲記者クラブ会友というのは、
その資格は相撲記者クラブ在籍10年以上で、且つ55歳以上との条件があり、大相撲取材に長年貢献し、協会の発展に功労のあった人をクラブ幹事社が推薦、総会で承認を得て決められた人…..
ということだ。
報道の立場で事実を伝えている人かというと、どうなんだろう。
疑問が残るね。
横綱白鵬と言えば、品格の備わった名横綱といえるのではないだろうか。今の相撲を支える重要な役職にあるわけだ。当然相撲協会からこうであって欲しいという重責を担っているはず。横綱の発言イコール相撲協会の本位というわけだ。
そして東京相撲記者クラブ会友のかたが、横綱発言(相撲協会の本位)を追認したというわけだ。
何しろ、東京相撲記者クラブ会友とは、相撲の発展に功績のあった人がつける役職のようだから相撲協会の意向に従った発言をすることは想像される。
今回暴力を受けたとされる力士の所属する相撲部屋の貴乃花親方は、相撲を取り巻く悪しき体質を改善するんだと意気込んでいるが、こういう報道に携わっている者までが反対勢力を形成しているのか。
根が深い問題だ。
さてと、誰を応援しましょうか。