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きょうをリセット(+週末海遊びの記録)

ラスコです。くよくよしないで今日をリセットして頑張ろう、週末は海で遊んじゃえ。

土曜日:途方も無い宇宙の話

天気もよく、風も吹いた土曜日だったけど、仕事だったので・・・。

これはアメリカNASAハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、遠い銀河系の密集地帯の写真だ。地上の大気の影響を受けないハッブル宇宙望遠鏡でなければ撮影できない写真で、知ってる人にとってはかなり価値のある写真なんだという。どこかで見たことのある人も多いだろう。

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ひとつの写真に無数の銀河系の渦が見えて、何と雄大な宇宙の写真なんだろうとハッブル宇宙望遠鏡の画像の中でも好きな写真の一枚だ。自分の目には見えないけど、夜空を透かして見ると遠くにこんな銀河団が見えるのだろうと思っていたが、どうも違うようだ。

NHKBSで「コズミック・フロント・ネクスト」という番組をご存じだろうか。宇宙物を題材にした1時間番組で毎週放送されているが、BS放送を熱心に見る人も少ないようなので知らない人が多い。先週はハッブル宇宙望遠鏡特集でこれまで公開されてきた撮影画像について詳細な解説がされていた。

 

その中で、この銀河団の画像の解説がされていて、初めてこの画像の持つ貴重な意味を知ることが出来た。

単に銀河系がたくさん写っている写真と言う訳ではなく、宇宙の創世記の画像なんだそうだ。そして単に性能のよい望遠鏡だから写せましたというわけではなく、多くの人の反対を押し切った当時の責任者の英断があって結果を残したものなのだ。

 

ハッブル宇宙望遠鏡は世界中の科学者に使用が開放されている。使用プランを申請して委員会の許可が出れば使える。鮮明な画像から得られる成果が大きいため使用申請も多く、たとえ申請が通っても短い時間しか使えない。

そんな時に長時間の露光を必要とするプランが出された。それも宇宙の何も見えない真っ暗な空間を長時間撮影するというのだ。宇宙の果てまで撮影しようというのだ。

僅かな光を捉えるために長時間の露光が必要になる。明るい星があると長時間の露光で画面が真っ白になってしまうため、何も見えない空間を狙って写そうというのだ。

何も見えない空間を狙っていったい何が写るのかも分からない、しかも長時間を要するプランに反対の意見が続出した。その反対を押し切って当時の責任者が、もしかしたら大発見があるかもしれないし、何も映らない大失敗で終わるかもしれない。そしてチャレンジした結果、大発見につながったという。

 

写真に写されたなかで最も遠い銀河は130億光年離れたものだった。つまり光の速度で130億年かかって望遠鏡に届いた光を見ているのだ。ここに写っている銀河系は写真を撮影した時点の姿ではなく130億年前の宇宙の姿なんだという。

ビッグバンから宇宙空間が膨張して行くが、初期の頃の宇宙は銀河系が写真のように混み合った状態にあったことが、この写真からわかるんだという。

世紀の大発見となった写真だったのだ。自分の意識が飛んでしまうほどに途方も無い世界の出来事だ。もし、今現在の130億光年先の宇宙の様子を見るためには130億年先にならなければ見られない。んー、たまには意識が飛んでしまいそうな思いをするのも悪くないね。