堕落論

北方領土の産業開発に中国や韓国の企業が参加するなど、日本人としてキリキリする展開が続く。ちまたで言われているように、現政権のもとで米国との関係が不安定になっていることが影響して、付け入るスキを与えてしまっているのだろうか。
そのほか別件で中国も韓国も領有権主張で揺さぶりを掛けてくるし。国会運営など数合わせに追われ外交問題まで手が回らないのだろう。いったいこの国はどうなってしまうの。

行き着くところまで行って底を見てからじゃないと再生の道を歩み始めることもないのだろう。これじゃ坂口安吾の堕落論だ。（これで合ってたっけ）

堕落論 (新潮文庫)

アラブ諸国の民衆蜂起の動きは独裁によるゆがみの振り戻し現象なんだろうが。日本で国民の激しい主張がないのは、他国に比べればまだまだ豊かで公平さが上まっわているからなんだという話も聞く。行き着くところまで到達していないと言うことか。
今はまだ蓄えをムダにせず生活防衛しましょうで済んでいる。守るだけの財産もそれなりに持っているわけだから、守りの態勢に入ってしまい既存の仕組みをぶちこわさなければならない改善は余計に見込めないだろう。
平時ののんびりモードのまま今を過ごしている風情だ。来るときが来れば緊急モードに切り替わってまっとうな判断が出来て行動が取れるようになるのだろうか。どうなんだろうか。