土曜夜中の朝生テレビでは、旬な話題として新型コロナウイルス感染の問題を取り上げていました。
最近の朝生は旬な話題を取り上げないこともあるので、レコーダーに録画しても最初の15分で見るのをやめることも多くなったのですが、今回は4分の3ぐらいは見たかな。
司会の田原氏を老害と言って非難する人もいるけど、1987年から始まりかなり初期の頃から30年近く見続けている身として、田原氏の最後までの姿を見続けたいと思っています。
さて、今回のテーマで日本国内の感染のデータを見せて、このように増加が収まりませんということなんだけど。 次のグラフです。
棒グラフが毎日の感染者数、線グラフが感染者の累計。
累計の数字見せられて収まりませんと言われても、累計は必ず右上がりになるもんだしな。
私がいつも見ているのは、スマホでSmartNewsの新型ウイルスのタブで見られるグラフです。
このグラフだと、日本の感染者数は棒グラフで毎日の感染者数、線グラフで7日移動平均線の感染者数の推移です。
移動平均線は株価の傾向を見るのにかならず使う指標で、数値のトレンドを判断します。右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下落トレンド。
このグラフを見ると日本全体を始め東京都も、私の住む埼玉県も4月中頃にピークを付けて、それ以後は下落トレンドに入っていることがわかります。
テレビのニュースを見ていても、ピークを過ぎたという人は一人もいませんが、7日移動平均線のグラフではピークを過ぎていることがわかります。
ピークを過ぎたと言ってしまうと、外出自粛が緩むのを気にしてのことでしょうか。 医療の現場では、累計数から退院数を差し引いた実数が重要になってくることはわかります。
各県のデータを見てみると、富山県のように数日前にピークを付けたようだけど、ここ数日の様子では上昇トレンドが続きそう。
また、石川県のように4月中頃にピークを付けて下落し始めたのに、今週になって増加してしまい下落トレンドが崩れている様子も見られます。
ただ、富山県や石川県は感染者数が少なくて線グラフがピーキーに反応しすぎていることもあるようです。
東京も埼玉も、感染者数は下落トレンドに入っていますが、気を抜くとすぐに石川県のように再度上昇トレンドに移ってしまうことも考えられます。まだ道半ばと言ったところでしょうか。
テレビニュースを見ていてすごく気になっていることがあります。
東京の感染者数が100人を超えました。という物言いです。
感染症学的に見て、あるいは統計学的に見て100人がどういう意味があるのかな。私達一般人から見ると100人は切りのいい数字だし多いとかんじるが、ニュースのコメントでデータを評価するのに100人が多いとかどうとか意味ないような。
何しろ東京の人口1300万人だしな。まあ、ここでは人口どうこうではなく治療できる病床数が問題なんでしょうね。
なんだか毎日暗い気持ちになりそうですが、みんなの自粛の努力は確実に実を結んでいることを伝えたかったんです。
そろそろ花粉症の症状も軽減されてきて、体のダルさはなくなってきたのですが、もうしばらくの辛抱です。
そろそろハナミズキの季節になってきたんでしょうね。昨年の写真でも眺めておきます。