走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、ロードバイクで走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

出直しサーフヒラメ釣りデビュー

平日ながら休みがとれたので
サーフヒラメ釣り出直しデビューしてきました。

前回デビュー直前に釣り場で壊したリールは上州屋で修理に出したが、
戻りはGWを挟むので通常3週間ほどのところ1カ月以上かかるとのこと。
仕上がるのは6月になってからということ。
だったが意外と早くに済んでリールとも今日のデビューを迎えた。


平日の釣行なので場所は
南房総のサーフ釣り場で超メジャーな平砂浦にした。
土日だと混雑して気後れしそうだったけど、
平日だったらひっそり始められるだろうとこの地を選んだ。
人が集まるということはそれだけ魚影が濃いということだ。
人によっては、集まりすぎてヒラメいねーんじゃないのとの意見も。

館山自動車道を終点で下りてすぐのローソンでおにぎりなど購入。
本日はエサの購入は無いので
年中無休24時間営業の隣の釣具店には寄らずすぐに出発。

平砂浦近くの無料駐車場所に向かうが、
早朝から入れるかどうか分からない。
ダメだったら相浜漁港にでも止めておく。

前回下見したときには入口にほどいたロープが置いてあった。
夜間はロープを張って進入禁止になっているかもしれない。

さあ、どうだ。
ロープも張ってなくて進入できた。
すでに1台が車中泊している感じで駐車している。

ここから海岸までは15分ほど歩く。
たいした距離ではないがウエーダー着用だとちょっと汗かく。
ダイエットには都合いいか。

この駐車場所はグーグルマップで相浜漁港の周りを丹念に見ればすぐわかる。
海岸入口近くの一日千円の駐車場も早朝の時間に管理棟に人はいないが
入口は空いているので車を停めて昼に料金払えばいいんだろう。


さあ準備始めましょう。
前回苦労したPEラインをロッドのガイドを通すのに工夫した。
ロッドにリールを装着した後、
ラインを出してリーダーのフロロカーボンに結んでしまう。
5号のラインならガイドに通すのに苦労もない。
実際これは正解。今後の自分の定番になるな。

慣れた磯釣りのように準備が進められるわけではないので、
ひと手順ごとに確認しながら急がずすすめる。

今度はロッド折りやしないか心配。
あっさり終了して忘れ物がないか確認して出発。
磯釣りに比べるとあっさりしたもんだ。

駐車場所を出る瞬間にロッドを肩に担いで自転車に乗るおじさんに会い、
どちらともなく挨拶。
「まだ、イワシが回ってきてないんだよ」と情報をくれる。
海岸への近道も教えてもらう。
アスファルト道路を通らなくていいのでウエーダーの靴底にやさしい。

すでに4時半を過ぎ夜はあけて明るい。
数名のサーファーが楽しんでいる。
釣り人はさっきのおじさんと遠くに数名いるようだ。

道路から海岸への入り口のちょろちょろとした流れ込み場所から
第一投目を投げ入れることにした。
午前5時、一投目は気張らずロッドの反発だけで軽く投げた。
無理に思いっきり投げるとロクなことないからな。
ボクのサーフヒラメ釣りが始まった。

週末なら込んでいるだろう海岸も広々使える。
好きにランガンして釣り場所を移動した。
PEラインの感覚に慣れなくてロッドを振り抜いた後の
ラインの指離れがよくない。
指に引っかかって30分もしないうちに人差し指がこすれて赤くなっている。
一日振り抜くのに指がもつかな。

ロッドを後ろに振りかぶり少しタメを持つようにして
ロッドの反発を強めながら投げるようにした。
ルアーの重みを感じたときは遠くに飛んでいく。

ルアーを波立つより奥に投げ込むようにした。
シンキングタイプのルアーを使った。
巻いて止めてを繰り返して海底のヒラメにアピールする感じ。

朝のうちはアピール力のあるレインボーカラーを使っていたが
数投して失った。
ロッドを振り抜いたとたん軽くなった。
PEラインの先からなくなっている。
カールしているので多分リーダーとの結びがほどけて
ルアーがすっ飛んでいったんだろう。

リールを巻きながらルアーの引かれ具合を感じて
どこに離岸流があるのか見つけるようにした。

波の立ち方が周辺と違ったり、
海面がざわざわしたり、
雑誌にはそう書いてあったので
ここはという場所にルアーを投げ込んで周辺との
引かれ具合を感じ取ってみた。

ここがそうかなという場所では粘ってみた。
ルアーの引く速さを変えたり、
着水後時間を置いたり、
ルアーそのものを変えたり。

夜もすっかり明け、一息つくかと時計を見ると8時過ぎ。
3時間もたっていたのか。
アタリらしいこともなく朝マズメは終わったようだ。

ランガンしながら平砂浦の海岸をいったい何キロ歩いたろう。
気がついて時計を見ると10時だ。
波間から後ろの海岸に下がって腰をおろし朝食用のおにぎりを1個食べる。

いったん車に戻ることにして
歩いてきた海岸を戻りながらルアーを投げ入れた。

潮が満ちてきたので海岸を渡れないので護岸に上がって帰ることにした。
事件はこの時起きた。

砂浜から護岸に上がるのに大またぎで上がり切ったとき砂に足を取られて、
前のめりでおっととと2歩3歩体重が前にかかったまま姿勢を取り戻せず、
左手にはロッドを持ち自由になるのは右手だけ。

目の前に護岸のコンクリートが手が先だったか顔が先だったか、
コンクリートの壁にしこたま打ち付けた。

右のほほを打ちつけたのと右手のひらがこすれた。
頭がグワーンとしてその場にしゃがんで手を見ると
擦り傷程度だが血が滲んでいる。
顔は見えないのでシャツの袖で拭うと血がポタッと付いてくる。
口や鼻も問題ないようだ。

何よりも左手に持ったロッドは水平を保って
地面につくこと無く無傷で済んだ。

今日は終わりかと車に戻って鏡を見ると意外とキズは浅い。
頭が痛くなりそうだったので頭痛薬を飲んでひと眠りすることにした。
起きたときの体調で午後は判断する。

ついでの報告だけど、午前中はアタリのひとつもなかった。
魚っ気が全くない。
逗子海岸だって今頃なら浜近くを小魚が泳いでいたりするけど、
今日の平砂浦は何も見えない。遠方に鳥山のひとつも見えない。
2日前の大雨で海が荒れたのが影響しているのか。

車の窓を開けておくと風とともに波の音が聞こえて眠気を誘う。
1時間ほどうつらうつらして目を覚ましてみると
頭痛もなく血も止まって傷口が痛むこともない。
気持ちも癒えたので午後も出撃することにした。

2時からスタートして日の入りの6時半までやるつもり。
サーファーは2人だけ。
釣り人はキス釣りの人が2人いるだけ。
この広い平砂浦を楽しむのは5人もいない。
潮も引いているので海岸中央に向かって釣り歩くことにした。

離岸流・・・。よく分からない。
ルアーのひかれ具合の違いもよく分からない。
シンキングを中心にしたので海底を引きずっているのか
手元にグルングルン来る重みを感じる。
最初はアタリと勘違いしていたのは海藻に絡まっているようだ。

ルアーも大分遠くまで飛ばせるようになったが、
ロッドを支える右手が痛くなってきた。
持ち方を替えてしのいだ。

4時過ぎる頃には2人のルアーマンも遠くに見える。
遠目にも釣れているようには見えない。
1人はすぐに諦めて退散したようだ。


夕方のもの寂しい風景。
いよいよ終わりの時間が迫ってきた。
海岸中央から戻りながらルアーを打ち込んだ。

朝5時から夕方6時まで一度のアタリもないまま終了した。
でも楽しかった。
磯釣りより場所に一体になった感じがするのはなんでだろう。

また来ます。
最初の一尾目のヒラメはいつ釣れるのか。
あれこれ工夫するに楽しい釣りだ。