走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

三連休一日目は東伊豆へ

きょうから三連休。初日は東伊豆にドライブ。
夏も一段落し秋磯の釣りもそろそろ再開しようかと
東伊豆方面の釣り場探しに行ってきた。

房総半島の釣り場探しで参考にした書籍の
東伊豆編を買い求め事前に候補を見つけておいた。

候補としては、クルマが安全に駐車できること。
有料駐車場でもかまわないんだけど、
夜明け前に到着して営業している有料駐車場なんてないから
実質使えない。
都会のようなコイン駐車場なんてないし。

いつも行ってる南房総が浦和から180kmなので
それを目安にしてグーグルマップを見て浦和からの距離200kmを
限度にした。伊東あたりまでかな。
下田だの南伊豆だのは対象外にした。


伊東の少し先、イガイガ根駐車場周辺の磯に行ってみることにした。

明け方前の3時半に自宅出発。
久しぶりの長距離なのでわくわくする。
まずは、セルフスタンドで給油。
スタンドで大間違いを起こす。

レギュラー満タンのボタンを押してノズルを給油口に入れ
レバーを引いたのにガソリンが出てこない。
何で?

次の瞬間係の人がすっ飛んできて、
それ軽油!と叫んでいる。

ガガーン。軽油のノズルを突っ込んでた。
軽油なんか入れてたら、即修理工場だった。

一滴も出てこなかったのでよかった、よかった。
ちょっと気持ち舞い上がってるぞ。
気を引き締めて安全運転を誓って出発。

外環道の下の道を通って高島平の入口から首都高速に入り
新宿渋谷を経て東名高速に入り熱海まで2時間ちょい。

東名高速乗るのも久しぶりで、
首都高速の池袋から渋谷に向かうまでずっと地下道で
渋谷あたりでは螺旋状のジャンクションを体験。

一般道に入ってからイガイガ根駐車場に行くまでの間に
深夜営業の釣具店を探さなければ。

伊東に向かうまでの間いくつかの有料道路を通るけど
釣具屋さん探すためには真鶴有料道は通らないほうがいいようだ。
一般道のほうが釣具店を見つけられる。

イガイガ根駐車場は地名で言うと伊豆高原の別荘地あたりになる。
別荘地の細い道をくねくね進んでいく。
カーナビのおかげで迷うことなく到着。

20台ほど駐車できる無料駐車場だけど6時半で8割がた埋まっていた。
本格的な磯釣りシーズンだともっと早くこないと駐車できなくなってしまう。


この駐車場は伊東市の施設のため無料となっておりトイレまで付いている。
トイレの横に遊歩道入口がある。


遊歩道に入ってすぐは広く快適な道なんだけど、
すぐに狭くなってうっそうとした林の中を歩くことになる。


アップダウンがあって磯釣りの重い荷物を持って歩くには厳しい。
10分も歩かないですぐに森を抜け視界がひらけイガイガ根の磯に出た。


各磯に標識が立っているので場所がわかる。
駐車場からも近いので左のカンノンガの磯とともにいつも混雑している。
海面からの高さも程良くタモ入れするのに釣りやすそうだ。


イガイガ根は10年以上前に2回ほど訪れたことがある。
真冬の釣りだったけど一日中ただ一つのアタリもなく
ただただ寒むかった思い出しかない。


皆さんライフジャケット着用してます。
駐車場から15分ほどのお手軽磯だけど
海に面しているところはちっともお手軽じゃない。
落ちたら上がってくるところがない。
磯の付け根は断崖絶壁で10mぐらいの高さがるので
どっか、ゴロタ場でも探して上がるしかないでしょう。
あるいは磯に打ち付けられながら傷だらけになって
はいあがってくるかな。
とにかく、落ちても浮いていることが生きるための第一条件だ。


もうひとつ怖い思い出の場所がある。
2回目に訪れたときに、何も釣れなかったイガイガ根以外の磯を探しに
遊歩道を先に進んで行ったらゴロタ場を見つけたので
坂を下ってみた。

坂を一歩進んだとたんズリズリっと落ちてしまった。
道だと思ったところは落ち葉が積もっていただけ。
夜明け前でヘッドライトを頼りに歩いていたので見誤った。

落ち葉が深いところで50cmも積もっていただろうか。
そのせいで怪我はしなかったけど、
さあ、これからが大変。
上に上がろうと思ってもまったく上がれない。
アリ地獄に落ちたようなもんだ。

真っ暗な中ヘッドライトの明かりだけ。
なんと恐ろしかったことか。
落ち葉の下にどんな虫がいるのかも分からないし
蛇だっているかも知れない。

とにかく気持ち悪くて必死に力のかぎり踏ん張ったけど
どうにも上がれない。
落ち着けと一息入れて、周りを見渡したら木があって
落葉がないところが見えたので荷物を下ろして
ひとつずつ抱えながら一歩一歩踏みしめながら上がっていった。

今でもその場所は落ち葉で覆われている。
昼間見ればなんでもないけど夜はコワイって。


遊歩道を奥に進むほど道が狭くなってくる。
クモの巣が通路をまたがっていたりするので
頭の高さをしっかり見ていないと
クモの糸につっこんでビビることになる。

ここに入るときは虫除けスプレーは必携だ。
おすすめはスプレータイプよりジェルタイプのもの。
スプレーだと吹きつけても無駄が多く塗りムラができて
うっかり塗り忘れたところを蚊にくわれたりする。


イガイガ根から見た長根。
この周辺では一番沖に突き出た磯だけど海面まで高すぎて
磯釣りは無理だ。
高さの目安としては6mのタモが使えるのには人の高さ3つ分までだ。

混雑するイガイガ根を後にして思いでのアリ地獄を過ぎ
次の目的地である田中磯に向かった。


遊歩道はハイキングコースになっていて
整備されているので迷うことはない。
海岸沿いを歩くのはここぐらいでほとんどが林の中。

林の中で一番怖かったのがハチだ。
スズメバチはいなかったけどアシナガバチとか
少し大きめなのがいて体の近くを旋回してたりする。
手で振り払ったり刺激しないよう静かに進んだ。


人気の田中磯も先端部は磯釣りの人が入っている。
右側にテラス状で釣りやすい場所があったけど
シーズンになると混雑して隣に入られたりするのかな。
次回の釣行での候補地にしておこう。


次に向かったのは天馬尻の磯。
遊歩道からみるとアップダウンきつそうだけど
実際歩いてみるとさほどでもない。

途中ミゾがあって荷物を一つずつ持ちながら
飛び越える場所があるけどなんとかなるでしょう。

正面は高すぎて磯釣りには向かない。
左側も高いが6mのタモが届くかどうかギリギリなので
次回釣行で試してみよう。

届かなくても右側の磯だったらなんとかなるので
天馬尻は次回釣行の第一本命ということにしとこ。


天馬尻の右には断崖絶壁のシリイダシの磯。
ここはたまにイシダイやブダイ狙いの人が入る程度とか。

寒くなる11月にでもなったら再訪しよう。
天馬尻を最後に遊歩道から上がることにした。


15分ほど歩くと別荘地帯にひょっこり出た。
お洒落なイタリアンレストラン
このあたりは企業の保養施設など大型の別荘が広がる。

イガイガ根駐車場まで20分ほど歩いて
汗ビッショリでクルマのクーラーで休んだ。

伊豆を敬遠する第一の理由は有料道路が多いことだけど
本日のトータルは片道2750円で南房総行くのと変りない。
距離も片道160km、3時間の道のり。
今冬は東伊豆通いが続きそうだ。