今週の土曜日も九十九里では波が高くサーフ釣りができない。
南房総での磯釣りも無理のようだ。
イライラ状態が続くので、今日あたりでも磯釣りのできそうな
三浦半島に釣り場探索に出かけた。
候補は三浦半島最南端の城ケ島と毘沙門。
城ケ島は以前にも釣り場探索に出掛けたが、東日本大震災の半年後で一番下見したかった東側の安房崎が、遊歩道のがけ崩れの危険があるとのことで通行止めになっていたため、西側の長津路だけ下見した。
長津路は駐車場からも便利に行けるため、釣り人や観光客で混雑する。下見したけどどうしても気が進まず行かずじまいだった。
大震災から月日も経ち、通行止めが解除されたのか安房崎の遊歩道を確認したい。あるいは別の経路が無いのか探したい。
一方、毘沙門の東風崎は始めて磯釣りをした思い出の場所ではあるが、駐車場から磯場を30分ほど歩くし、超有名ポイントのため混雑するので今回は敬遠して、磯場解説本で紹介している別場所を下見したい。磯場紹介三浦編を片手に出発した。
三浦・湘南・真鶴パーフェクト地磯ガイド (BIG1 161)
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毘沙門ゴミ捨て下の磯
まずは毘沙門からスタートだ。海沿いにクルマ数台が駐車できるスペースがある。途中の経路でクルマ1台しか通れない狭い道もあるが、グーグルマップで確認してカーナビに登録すれば便利に案内してくれる。
早朝6時半に駐車場到着。すでに1台のクルマが駐車している。東風崎の手前にあるゴミ捨て下の磯で釣りをしている人だろう。
駐車場から真正面の沖合いに見えるのが前の島、右に向かうと東風崎(コチザキ)、左に向かうと江奈湾だ。あるブログ情報によると江奈湾側は余り釣り人がいないのでのんびり釣りをしたい時には好場所だという。
江奈湾
江奈湾の磯から下見を始めた。クルマから15分ほど平坦な磯場を歩いて到着。釣りをしている人はだれもいない。暖かい春になったらファミリーフィッシングで混み合うのだろうか。コマセの痕もなくゴミもない。余り人が入らない場所のようだ。
釣りやすそうな場所もあったが混雑度合いがどんなだか。遠くに見えるのは横瀬島。のんびり出来るんだったらいい場所だ。
毘沙門前の島
クルマに戻りウエダーに着替えて前の島の下見だ。ここは潮位100cm未満でウエダー着用で渡れる。このためにサーフヒラメ釣り用ながらスパイクの付いたウエダーを購入しておいたのだ。現在の潮位が100cm以下であることは事前に調べてきたので、さっそくウエダーに着替えて磯歩き開始だ。
緊張の磯歩き開始。距離は30m程だが腰を越えるぐらいまで浸かってしまう。時折波が打ち寄せてくるので背を向けてやり過ごす。ぎりぎりの深さでなんとか渡りきった。ウエダーがないと入れない磯なので、入る人も少なく場荒れはしていないだろうが、コマセがあまり入っていないのでしばらくコマセを撒いて魚を寄せる必要があるだろう。
すぐ近くのゴミ捨て下の磯で一人釣りをしているだけで、遠くに見える東風崎はだれもいない様だ。時折強い波が先端を洗っている。前の島は少し奥まっているので波の影響はない。釣りやすそうな場所も何箇所か見つけたので満足して引き返す。
人が入らないから、チャランボの穴とか一切ない。なんか新鮮に感じる。
帰りは別のルートでウエーディングしたら来た時より楽に帰れた。
しっかり目に焼き付けてルートを覚えた。
クルマに戻ると8時。
ここから城ケ島まで30分ぐらいだろうし、
午前中にすんでしまいそうだな。
気を緩めないで城ケ島に向かった。
城ヶ島安房崎
城ケ島の安房崎に行くには2か所のルートがある。高台にある城ケ島公園駐車場に車を置いて遊歩道を下って行くのが一番楽だが、駐車場は8:00〜19:00までなので、日の出前から磯に入る釣りには使えない。
もうひとつのルートは、クルマを城ケ島中央にある24時間営業の駐車場に置いて、徒歩で城ケ島東側のヘリを伝っていく遊歩道で行くルートだ。この遊歩道ががけ崩れの危険があるということで通行止めになっていた。通行止めが解除されているのか確認したい。
駐車場から一般の舗装道路を歩いて行くので、磯ブーツを手提げに入れて出発。駐車場から15分ほどで安房崎側の遊歩道入口に到着した。
通行止めの看板が無いようだ。通行止めになっていないということは磯に出るまで通れるということが分かったので、今日の確認はここまで。
実は出掛ける直前に、別のルートがあることをグーグルマップのストリートビューで発見したので、そちらに時間をかけることにした。
城ケ島公園の駐車場は営業開始が8:00のため釣りには使えないが、公園への入口が別に無いのかストリートビューで探していたら、駐車場の門の脇に公園への入口を発見。鉄柱の車止めがあってバイクも通れないようになっているが人なら入れる。これは確認してみなくては。
公園に向かっていくとまず入場口がみえてくるが、これは駐車場への入場口だ。時間外は締められて入れないが、すぐ脇に人が通れる通路がある。頑丈な車止めの鉄柱が何重にも設置されている。
公園に入って真っすぐ先に進めば広場になっていて、安房崎に降りて行く遊歩道がある。2か所ほどの降り口があるので、行きたい磯に近い遊歩道を選べばいい。
とりあえず一番奥の安房崎の灯台方面の磯への降り口を降りてみる。ジグザグに降りて行くので普通の靴で問題ない。5分ほどで坂道を降り終わる。ここから先端の磯まで5分ほどだ。駐車場からだと30分ほどになる。
公園内の駐車場が使えれば10分ほどで本格的な磯釣り場に行けるんだけどね。日の出前から好きな釣り座を確保するには、徒歩30分ぐらいの苦労はしないとね。
一番人気の陸地向きの磯、潮見の磯では2人ほど釣りをしている。
北風が強い時真正面から風を受けるので辛いが。安房崎側の磯では水深もあって一番人気の磯だ。釣り人がいるので先端まで行くこともなく、城ケ島の沖向きの磯まで歩いて行く。
無数に釣り座があるのでめぼしい場所を見つけておく。ここは始めて36cmのメジナを釣り上げた思い出の場所だ。一日の釣りが終わる薄暗くなり始めた夕方。余ったコマセをボンボン撒いて、撒くというより残りを捨てている感じだ。急に強い引き。
ようやく釣り上げたのが36cmの口太メジナ。始めての持ち帰りサイズだったので小躍りした。
城ケ島の地合いは夕方だ。コマセが効いてきて夕方薄暗くなると30cmオーバーのメジナが食って来る。
40cm以上は無理だけど、どこかのイケスから逃げたマダイが釣れることもあるそうだ。
解説本によると安房崎側は磯際が浅く、深くても5m程度しかない。沖からの深場が磯から遠いので潮通しもよくないため、磯際からドン深になっている長津路側に比べると釣果が落ちるという。
釣れるとしても夕方以降になるのはこのせいだろう。
解説本の説明と見比べながら歩きまわって磯を物色。
沖向きの磯では波が磯を洗っている。今日のコンディションだと釣り座も限られる。根が複雑にあって釣りにくそう。こういう日は陸地向きの潮見の磯がいいだろう。
来た時と別の遊歩道を上がって公園に戻った。たいした距離でもないが相当足が重たかった。リックを背負った年配の人達が身軽にひょいひょいとかけ登っていった。
城ケ島中央部にある赤羽崎に行く遊歩道もある。赤羽崎方面で一度釣りをしたことがあるが、釣りにくいので午前中で引き揚げてきた事があるから、本日は当然見ることも無い。
これで本日の磯場探索の旅は終わり。
南房総や九十九里では荒れた海で釣りが出来ない日でも、三浦半島では穏やかで磯釣りが楽しめる。24時間営業の釣りエサ店も見つけたので、釣りが出来ないイライラも解消できるだろう。乗っこ込み期に通いたい。