日がほとんど当たらない場所に咲いた雑草の花。5mmほどの小さな花ですが、何とも可憐で魅力的です。花茎だけ切り取って花瓶に挿しておきました。
Googleレンズで花名を検索したら、「ハゼラン」と出てきました。
別名「三時草」というそうです。午後3時になると花が咲くからです。まさにその通りで午後になると花が咲いて、夜には閉じてしまいます。
ということは、昼に会社勤めしている方はこの花を見ることはないのかもしれません。
草丈30cmほどに花が小さすぎるので目立たないのですが、小さな花瓶に挿して眺めると、なかなか風情があります。
この花のことを知ってから、今まで見過ごしてきたけど道のあちこちに咲いていることに気が付きました。
今まで知らなかったことでも、多少なりとも知見を得ることで、今まで見えていなかったことに気が付くのと似ています。
花瓶に挿した翌日には、下に1mmにも満たない黒い粒が無数に落ちていました。種を弾き飛ばして増えていくようです。きわめて繁殖力が強いようです。
可憐な花を咲かせるけど、たくましい花なのです。
可憐だけど、ちょっと怖い。