釣りビジョンで久しぶりに松田稔さんの番組「伝心伝承」を見た。
1946年生まれで今年で71歳になるのか。ちょっと言葉が乱暴なところもあるが、そもそも何を言っているのか聞き取れない。テロップ付けてほしいくらいだ。
最近は磯釣りより渓流釣りの方が多くなってきたので番組を見ることもなくなった。今回は久しぶりの磯釣りだったので番組を見たが、やっぱり何言ってるかわからないや。
磯釣りを始めた20年ほど前、最初に買った本は遠矢ウキで有名な遠矢国利さんの「クロダイ（チヌ）」だ。
コマセは素手でこねると書いてあったのでその通りにしたら、手が一日中コマセ臭かったな。仕掛け作りをマスターしていなかったので、釣りの現場にこの本を持っていって読みながら釣りをしていた。だから本自体がコマセ臭くなっていたけど、もう今では何の臭いもしないや。
釣り場を探すのに村越正海さんの「地獄の地磯」を買い求めたが、ここに紹介された場所は崖を下ったり歩き30分とか、かなり難易度の高い場所なので自分では出掛けたことはない。
自分のホームページでこの本を紹介したら、すでに絶版になっているのでいくらでも出すから譲ってくれないかと問い合わせがあった。お気に入りの本だったので譲るのはお断りした。楽しい釣行記なので隙を見てまた読んでみよう。
その後、四国徳島の釣り方阿波釣法を学ぼうと本を買って読んだものだ。もちろん松田氏の本も読んだ。
所々にアンダーラインが引いてあって学ぼうと一生懸命の様子が見える。
釣りを始めたのは会社の同僚に誘われて、3万円で最小限の道具を揃えて三浦の磯に出掛けた。それまで趣味らしいものもなく、休みを持て余していたが、最初の磯釣りでどっぷり浸かってしまった。
最初のクロダイを釣り上げるのに4年ぐらいかかったかな。クロダイの姿が見えると足が震えてノドがからからになったのを今でも思い出す。
ブログを書くのに何冊かの本を引っ張り出してきたけど、釣りに行きたくてしょうがなかった当時のことを思い出しながら懐かしく読み返してみた。
最近は磯釣りが億劫になってすっかりご無沙汰しているが、初心にかえってまた出掛けてみよう。あの当時の楽しい思い出も蘇ってくるかな。
