今朝のYAHOO!ニュースを見ていたら、野球解説者の広岡達朗さんがジャイアンツのキャンプをこき下ろしていた。
特定の選手やコーチを名指しして、真剣味が足りないと大いに怒りをぶちまけている。 ノック練習にコーチがネックウォーマーをかぶっていたり、バッティング投手は緩い玉ばかり投げるし、ストライクすらまともに入らない選手まで出る始末。内野の守備コーチは自分の独特な玉さばきを教えて基本を教えない。
広岡氏に言わせれば間違ったことを教えているという。
真剣味のない練習風景
ウインドサーフィンで冬の防寒対策として首元を覆うスカーフのようなものもあって効果があるから、確かに首元を温めると体全体が暖かくなるのはよく分かる。
だからといって練習が始まってからもネックウォーマーを付けているのを見ると、汗でグジャグジャにならないのかと気になっていた。
そうか、真剣味が足りない練習という見方もできるのか。広岡氏の目には真剣味が足り無いと見え、かつて自分が所属したジャイアンツの不甲斐ない姿に怒り心頭と言ったところだ。
広岡氏は埼玉県民にとって神様です
広岡氏は1932年生まれだから今年で85歳になる。西武ライオンズの黄金記の基礎を築いた監督として埼玉県民には忘れることが出来ない。
西武ライオンズが埼玉県所沢市に移転してから、テレビ埼玉のライオンズアワーを見て応援していた。当時はボクも社会人になって間もないころで、パソコンとかTVゲームなどもない時代だったから、家に居ても本読むかテレビ見るしか無かった。ビデオデッキも持ってなかったな。
なにぶん埼玉という所は全国的に有名なものがなく、東京の隣のくせにオシャレ感がないと当時は「ダ埼玉」などとよく言われたものだ。
だから埼玉県民のライオンズ応援には熱が入っていた。 熱が入っていたが寄せ集め球団とか言われてずいぶん弱かったな。西武ライオンズ球団としてスタートした1979年には開幕14連敗とかして、松沼兄が投げて初勝利の時は「まるで優勝したかのように喜ぶライオンズファン」などと新聞に書かれていたことを思い出す。
その弱小ライオンズが広岡マジックで常勝軍団にまで上り詰めていった。当時は広岡野球を管理野球などと揶揄する声も多かったが、強いライオンズを作り上げた広岡氏は埼玉県民にとって神様のような存在だ。
その広岡氏がジャイアンツの練習が生ぬるいと怒っておるのだから。その通りなのだろう。他のチーム、特に広島などと比べると真剣さに雲泥の差があるという。今年のペナントレースはどんな順位になることでしょうか。