印刷しただけの文面の年賀状を出すのも気が引けるし、もらってもたいして嬉しくない。こんな年賀状なら止めてもいいだろうと、数年前から年賀状を出さないでやり取りを止めるようにしていった。
それでも毎年手書きの文面を添えて来る人にまで不義理は出来ないので、自分も近況報告を長々と書いて出すことにした。
会社を退職して初めて迎えた昨年の正月は、会社でお世話になった人への挨拶の意味も込めて年賀状を出したが、今年は会社関係の方には一切出さないことにした。会社関係は終わりにしていいだろうという気持ちだ。
それでも何人かの後輩から年賀状が届いていた。歳が一回り以上も離れた者もいる。なんとも嬉しく頂いたが、こちらからは出さないことにした。
もう、そんなに気にしなくていいんだよ。
そんな気持ちを込めて返信しないことにした。
ちょっぴり寂しくもある今年の年賀状風景であった。