好天の土曜日だけど仕事なんだな。逗子は風もほどほどに吹いて気持ちいいだろうな。Hatenaブログ今週のお題でも書くか。
今週のお題は「子供の頃の夢」だ。ちょっと苦手なお題だ。子供の頃やってみたかったことってなんだろう・・・
例えば子供の頃なりたかったったことややってみたいことで思い出してみると、オリンピックで活躍する男子体操チームを見て体操選手になりたいとか。テレビの青春ドラマを見て剣道の選手、これはもう森田健作って分かるよね。牧場主、これもテレビドラマの影響だろう。戦闘機のパイロット。覚えているのはこんな所かな。特にその路線を目指したって事もなく、今では週末にウインドサーフィンするのが唯一の楽しみな平凡な会社員ってわけだ。
子供の頃からの夢を追い続けて着実にキャリアを重ね大人になってから実現する人。うらやましく思うけど、そんな人と自分を比べてみると根本的に何かが違うんだろうな。
四人はなぜ死んだのか―インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」
- 作者: 三好万季
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
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以前読んだ本で「4人はなぜ死んだのか」ちょっと物騒な題名だけど著者は中学生。中学2年の夏休み宿題で自由研究の課題を考えていたところ。和歌山の毒カレー事件を報道するニュースを見て、この解説おかしいとピーンと来てこれを自由研究の課題にしようと考えた。そのレポートの仕上がりが良かったのでお父さんに連れられて文芸春秋社まで出掛け受付に一度読んでみてくださいと置いてきたら、すぐに編集者から電話があり月刊の文藝春秋に掲載されその年の読者投稿優秀賞に輝いてしまった。
その辺の経緯は本に書かれている。毒カレー事件の問題にとどまらず日本の医療制度の問題にまで切り込んだ書きっぷりだ。高校生など若い人にもぜひ読んでもらいたい本だ。
レポートを書くのに2万円からする薬物辞典を親に買ってもらったりかなり恵まれた環境ではあるけど、洞察力、研究心、推理力、正義心どれをとっても中学生のそれとは思えない。でも現実にそういう子がいるわけだから、もう根本的に違う種類の人間と思わざるを得ない。
先日、ツイッターで「努力すれば夢は叶うなんてのは都市伝説にすぎない。努力するから夢が叶うんじゃなくて、夢が叶うまで諦めないで努力し続けるから夢が叶っているんだ」
その通りなんだよなと感心することしきり。ただココで紹介した中学生は努力するなんて意識はないんだろうな。とことん追求してホントウを知りたい、そういった欲求にかられただけなんだろう。大人になるまでその路線を突き進んでいくのだろう。やっぱり自分とは違う種類の人間なんだろうな。
この中学生がその後どんな大人になったのか知らない。きっと自分の夢の実現へ向けて順調に人生を歩んで行ったのだろうな。ボクとは大いに違うだろうと言うことだけは分かるさ。なんだか厭世的(人生を嫌なもののように思うこと)な気分になっちまったな。だからこのテーマ苦手って言ったでしょ。さて週末ウインドサーフィンの楽しいことでも考えるかな。人生そんなにいやなもんじゃないって。説得力無いか・・・。