今朝は寒かったですね。さいたま市でも最低気温5度でした。
この寒さを土管にでも取っておいて、暑い夏に放出してほしいものです。
さて、私にとって残念な出来事です。
本の紹介サイト「HONZ」が7月で運営を終了していました。
本はAmazonで購入しています。目的買いをするときは検索機能を使えば一発で見つかるので便利です。Kindleの電子書籍を買うので、その場でほしい本が手に入ります。
ただ、書店を歩いてなんか面白い本ないかな。といった楽しみはないですね。
レコードのジャケ買いのような、見た目が気に入ったから買うなんてこともない。もっともこの歳になって、そんな無駄な買い方はできないか。
学生のころ、もう50年前の話になります。池袋の書店リブロで何か面白い本はないかと探していたら、「一人は誰でもなく、また十万人」という訳の分からない題名の本に目が留まりました。
タイトルの意味が知りたくて買ってしまいました。
この本の話は、このブログで9年前に書いていました。
この本は後でもう一度読もうと、とってあります。あとで読もうと言っている間に50年もたってしまいましたが。
今年になって読書習慣が戻ってきたので、近いうちに読んでみるかな。
こんな本に出合うのも書店で本を選ぶ楽しさです。だからと言って書店めぐりといってもね。書店で1時間も2時間も粘る体力の余裕もなくなってきたし。
さらに問題なのは、本はすべてAmazonでKindle本を買うことにしているので、書店で気に入った本を見つけてタイトルをメモして、家のパソコンで購入するというのも書店に失礼なことですね。
ネット環境のもと、書店で本を買う楽しさを実現できないかと探してみました。
書店で本を買うことの何が楽しいのか考えてみました。
書店で楽しそうな本を眺めるのもいいけど、それが目的ではないでしょう。思わぬ本との出会いを求めているのです。
Amazonでも購入した本に基づいて、おすすめ本が表示されるんですが、似かよった本ばかり紹介されるので興味のわく本は少ないな。
ネット上で本を紹介するサイトもあるので、その辺を探していたら「HONZ」を見つけました。
サイト名に「読みたい本が、きっと見つかる!」と副題がついています。サイトの紹介として、厳選された読み手が何冊も読んで一冊を紹介する。ということです。自分のテイストに合う読み手を見つけて活用してください、ということです。
気になったのはサイトの代表者になっている成毛眞(なるげまこと)さん。
聞き覚えのある名前なので検索してみると、マイクロソフト日本法人の社長をされていたこともある方でした。
そんな方なので経済情報誌にも多数の記事が見つかり、人となりがわかります。さらに、生まれた年が1955年と私と同じ。経歴には雲泥の差があますが、何か思いを同じにすることもあるかも、ないかも。たぶんないだろう。多数掲載された顔写真を拝見すると、どこか人情味があるようなお顔立ち。
興味がわいたので、試しにHONZで紹介されている本を何冊か紹介文を読んでみました。難しそうな本もあるけど、興味のわく本も何冊かあるようです。
自分では探し求められそうもないような面白本が次々に見つかります。さっそく何冊かAmazonのお気に入りに登録しておきました。
HONZのおかげで、今まで見聞きしてこなかった新しい世界を発見できるような気がしてきたぞ。
ところが残念なことに。
HONZは本年7月15日をもってサイト運営を終了してしまったのです。
現在でもサイトは見られるので、過去に紹介された本を探すことはできます。そのうち閉鎖されてしまうのでしょう。
さて、新たに本探しを楽しめるサイトを見つけなくては。