走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:「心に残る映画」

映画をよく見に行ったのは中学から高校に掛けての時期だった。中学3年で浦和に引っ越すまでは池袋に徒歩20分という便利な場所に住んでいたため映画館はいくらでも選べた。
今ではほとんど姿を消してしまったが、現在のサンシャイン60通りになる前は映画館が軒を並べていた。東宝、松竹、大映はもちろんのこと洋画系ならテアトル池袋、池袋スカラ座、池袋文芸座などなど。
そのうち池袋スカラ座のオーナーがボクが通っていた区立中学の卒業生ということで割引券が学校で配られていたり、年一回の池袋スカラ座での映画鑑賞会なんてのもあった。


最低でも月2回は映画館に通っていた。親からは映画なんか毎週見に行くモンじゃないと怒られながらも、当時はビデオなんて無くて、テレビだって白黒からカラーに変わるかどうかの時代だったから、映画でも特に洋画にひどく魅せられたもんだ。
映画を見に行くと必ずパンフレットを買っていた。これが当時の映画パンフレットだ。

見終わった後に家でパンフレットを眺めながら余韻に浸っていた。中にはマニアには貴重なパンフレットもあるようだけど、パンフレットには見に行った日付や映画館名、時には感想をボールペンで書き込んであるので売却価値ゼロだな。自分の思い出としては最高だけど。


当時見た映画の中で心に残る映画の一番を上げると「おもいでの夏」かな。

高校生の時グループ交際みたいにして男女何人かで見に行った。映画のストーリーは、1942年の夏、避暑地の海岸に訪れた少年が年上の女性に憧れ、恋をして、最後に別れがある。
名作や傑作と言った映画ではないが、当時の自分の年上の女性に対する憧れをそのまま表現したような物語で、自分の思春期を表現したような「心に残る映画」だ。
ミッシェル・ルグランのテーマ曲を聞くと切ない思い出がよみがえってくる。