昨日、認知症の症状が進んでしまった父を認知症対応の病院に入院させました。
暴力的な発言だったり、メガネや食器を壊したり、家族だけの対応に限界が来ました。このままでは、面倒を見る家族の精神状態も不安定になりかねない。
実際、私も胸の辺りがいつもジンジンして心臓の高鳴りが聞こえてきそうになったり、不安な状態が続いていました。
私達にとって幸いだったのは、父は要介護認定を受けており、ケアマネージャーの方からアドバイスを受けられ、病院対応などすぐに行えたことです。
要介護認定を受けたのは認知症の症状からではなく、2年前にヒザの人工関節手術を行ったあと、退院した日に転んで手術した足のヒザを骨折してしまったことからです。
骨折や靭帯の手術を行い半年以上の入院期間となり、その間に認知症が進んだようです。88と高齢なためやむを得ないことです。
今回の入院は、快方して帰ってくるわけではないので、入院していられる3ヶ月間の間に次の介護施設を探さなければなりません。
希望する施設があっても、予約待ちなどあるので綱渡りの日が続きます。
それでも、不安定な精神状態から開放され夜も安心して熟睡できました。
この数ヶ月間、思いもよらない父との接し方をしてきました。
暴れる父を羽交い締めにしたり。わがままを言う父を小学1年生に言いくるめるように諭したり。近所をドライブにも行ってきました。
ここ一週間は、夜になると歩き回るので、寝袋にくるまって父のベッドの脇に寝ていました。
入院する前日最後の夜には、錯乱状態を作るからと止められていた日本酒をおちょこ一杯飲ませてあげました。
倍に薄めたものですが、 「うまい、うまい」と飲んでいました。
もしかすると、父はこの家に帰ってくることはないのかもしれません。 これが最後の日本酒になるのかもしれません。 でも、そのことを口にする人は誰もいません。
人の人生を勝手に終わらせようとしているような、後ろめたささえ感じます。 そうであったとしても、やむを得ないこととして黙って飲み込むしか無いのです。
昨年12月に撮影したものです。ジョギングコースで紅葉する桜の葉をみつけました。今年も秋が深まっているのでしょう。日常を早く取り戻すのに走ってくるのがいいな。
そろそろ、走ってこよう。
汗をたっぷりかいてこよう。
はてブロからもすっかり遠ざかっていました。皆さんのブログ記事も少しずつ読んでいきますよ。