朝のうち日差しも届く天気だったのですが、9時過ぎには濃いグレーの雲に覆われています。降った後に青空が見えたり、雲が激しく行きかっています。
腰痛2日目です。昨日よりは楽になったけど立ち上がるのが辛い。昨日の朝、起き上がるのが苦痛なほどに腰が痛い。特に激しい運動をしたわけでもないのに、なぜ。
ああ、あれがよくなかったんだ。
おとといの夜、寝る態勢に入ってから気になる本があったので、布団の上であぐらをかいてモモの上にkindle端末を置いて読み始めました。
少し前かがみになりますが、腹の肉がツッカエ棒になって意外と楽に本が読めます。ちょっと確認するつもりだったのが、それから1時間半同じ姿勢で過ごしました。
今まで、こんな姿勢で1時間を超えて過ごしたことはないでしょう。途端に腰痛です。
何をそんなに読んでいたのかというと。三宅香帆著「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」です。
自分自身で本が読めなくなった時期があって、今年になってほぼ9年ぶりに改善したので、そういう点から興味があって読み始めました。
読み始めてすぐに書かれている内容に反感を持ち、ザッと読み終わればいいやの思いで読み飛ばしていたのですが。
8割方読んでから、「それはあるかもしれないな」と、そこから布団の上で読み始めたのです。一気に最後まで読み終わってから、著者は何を言いたいのだろうと最初のページに戻ってプロローグを丹念に読み返しました。
そもそも何に反感を感じたのかというと、著者が学卒から新入社し仕事は楽しいが本を読む時間が無くなったというのです。
週休2日で朝9時から20時までの労働環境。汗だくになって一日疲れはてて泥のように働いているようでもなさそう。通勤事情が書かれていないけど、この環境でどうして本が読めないのか理解できない。
本が読めなくなるほど勤務時間が長い日本の労働慣習に問題がある。のだという。ここに反感を感じて読み始めたのです。
Amazonの読者からのコメント欄に、「よく勉強されている方ですね。」なんてのがあった。これ、ちょっと皮肉かな。
読書と時代背景や労働環境を丹念に調べて書いてあったり、自説を展開するのに他者の言論を引用することが多いかな。
後半になって、あなたが全身全霊で働く一方で、誰かが生活することを支えていたんです。ここの部分に「それはあるかもしれないな」と少し気が緩みました。
最後まで読み終わっても、本が読めないような社会が悪いというまとめには賛同はできないな。新書としては10万部も売れているのかな。
若い人に賛同する人が多いとのことですが。運動して体を鍛えてタフになった方がいいよ。要するに自分に向かえというのが、今のところの感想です。
気になるところもあるので、当初は読み飛ばして終わりにするつもりでしたが、ちょっと待て。iPadで要点を書き出して、整理だけはしておこうと気が変わりました。
何に気がひかれるのか、少し考えてみる時間が欲しいのです。
夕方6時過ぎの西の空。晴れ間も見えてきました。
一方東の空は厚い雲で覆われてもう数時間したら降ってくるようです。明日には晴れてきそうだな。
9月は、さわやかな月曜日で始まるといいんだけどな。