HPのパソコンを新規購入したので、故障で起動しなくなったiMacをリサイクル廃棄することにしました。
アップルのサイトを探しても廃棄手順が見つからない。そこで「iMac 廃棄」で検索してみるとアップルのサイト内の情報が表示されました。
アップルでは廃棄は受けていないようで、リネットジャパンという業者を指定していました。
よく聞く名称の業者ですが、アップルの指定業者なら信頼できるんだろうとリネットジャパンのサイトを探しました。
パソコンの配送料や廃棄自体は無料なんですが、データの消去は3500円ほどの料金になります。
ある日突然起動しなくなって、データが残ったままになっているので、信頼できる業者を通してデータ消去と廃棄をお願いしたかったのです。
同社のサイト上から申し込みをすれば引き取りに来てくれて、簡単に済みそうだったのですが、問題が出てきました。
配送業者に引き渡すためには、段ボール箱に入れるのですが、大きさがタテ・ヨコ・高さの三辺の合計が140cm以内でなければいけないのです。
先日購入したHPの27インチモニターの箱に入れて持って行ってもらうつもりでしたが、これに素直に入ってくれないのです。iMacのスタンドがはみ出てしまうのです。
箱からスタンドが5cmほどはみ出てしまうのですが駄目でしょうか。とリネットジャパンにメールで問い合わせました。
夜遅くにメールしたのですが、翌日午後には返事が返ってきました。はみ出たのはだめです。ということでした。
じゃ、外すしかないか。ボディの表面を見てもどこにもネジらしきものは見えないんです。ネットで調べてみると、ちょっと特殊な作業が必要なようでした。私にもできそうだったので試してみました。
スタンドと本体の接続部の隙間に、使わなくなったプラスチックカードを差し込んで接続金具を外すようです。カチッと音がしたらフリーになってスタンドが自由に動くようです。
カチッと音はするんですが、フリーにはならない。
プラスチックカードがボロボロになるまで、何度もやったんですがダメでした。
途中、ライトで奥を照らしたらスタンドを固定しているネジ8本が見えたんですが、これが六角レンチとかではなく星形をした特殊なネジでした。専用工具を用意しなければならないようです。
これを見て諦めました。金ノコで切断することにしました。厚さ8mmほどのアルミです。アルミなんて切ったことないからどれだけ大変なのかわかりません。
大汗をかきながらも20分ほどで切断できました。無事段ボール箱に収まり引き取ってもらえました。
それにしても自分の薄情さ加減をつくづく感じました。
iMacの美しいボディにノコの刃を入れるのに、ためらいの一つもありませんでした。先日ロードバイクのデローザを廃棄するときもなんとも思わないし。物に感情移入することがないんでしょうね。
私が今でも使用していて一番古いものは、このブルワーカーです。
高校1年の時に買って、もう50年以上たちます。ひびが入って壊れそうな部分もあるのですが、壊れたらすぐに新しいのを買って、この古いのは何の思い入れもなく捨ててしまうんだろうな。
いいのか、悪いのか。
でも、そんな人間が草花を育てるのって不思議な気もします。そこで人としてのバランスが取れているということなんでしょうね。