午後から雨もやみ道路も乾いてきたので、走る予定を入れたのに、どうにも眠くなって1時間ほどうつらうつらしていました。
ノンキなもんだ。
一昨日走ってきたときの疲れが出たかな。結局走りに行きませんでした。今週の走った様子は週末にでも反省することにします。
ところで…..
富士通と理化学研究所が共同開発したスパコン「富岳」が計算速度世界一のニュースやってましたね。大方の人は喜んだことでしょう。
富岳というのは、ネット辞典で調べると富士山の別の呼び名だそうです。
そうさな、これからは、富士通と理化学研究所が共同で2020年に製作発表し、当時の計算速度世界一位のスーパーコンピューターです。
なんていう解説項目が加わることになるんですね。
2011年5月に、富士スバルラインを通って富士山五合目に行ったときの写真です。東日本大震災から2ヶ月後、気持ちの疲れを癒やしに行った記憶があります。
スパコンの話題になると必ず引き合いに出されるのが蓮舫氏。
蓮舫氏の所属する政党が政権を担っていた頃に、スパコンの開発予算を審議するのに
「なぜ世界一じゃなきゃいけないんですか?」が不評だったようです。
この当時のことは自分でもブログに書いていたようです。 なぜ世界一でなければいけないのか、どんな解答があるのかと楽しみにしていました。
しかし、気の利いた解答にはお目にかかれませんでした。
したがって、今でも同じような疑問を持ちます。疑問というより、気の利いた解答を求めているのです。
2011年のブログにも書いたんですが、当時の日経新聞の論説委員の文章では
- 金メダルをとったかのように国民の喜びにつながる。
- 技術者の士気が高まる。
- 自社技術に自信を持って以後の開発にあたれる。
- 世界一に特化することで副産物として新たな技術や製品が生まれる。
これが世界一を目指す理由だと言うんです。
大変申し訳無いが、まるで小学生向けの解説です。国家予算の配分の論拠としてはとても使えない。
別に世界一を目指しているわけではなく、今までの性能より上を狙うと結果として世界一になってしまう。性能向上により、気象現象やウイスル研究でシュミレーション研究するのに、今まで1ヶ月かかっていたものが数日でできるようになり、実社会への貢献が極めて大きい。
ぐらいに言っておけばいいのに。
今回の富岳で世界一になっても、なぜ世界一を目指すんですかという質問はご法度のようで、誰からも出てきませんでした。
封印されてしまったかのようですが、これは後の時代に禍根を残すような気がします。
なぜなら.....
技術者の先生方は真面目に捉えすぎ。多分、自分達のやっていることを否定されたような気持ちになって、体がガタガタ震えて思考能力が縮こまっちゃんでしょうね。
記者会見するときに科学技術専門のスポークスマンでも置いて、広報活動を見直したほうが良い。そうでもしないと、これから国家予算の配分に、支障が出ないかと心配になります。
スパコンに限らず生命科学や宇宙開発などしかり。 真面目一徹では、通らないことも多々あるものです。