朝からどんより曇り空。
半袖短パンだと肌寒く昼から雨降りの予報。
昨日に続き、早朝から録画の溜まった映画を観ることにしました。
今日はWOWOWで録画した「アガサ・クリスティー ねじれた家」。
推理物は好きじゃないのでアガサ・クリスティーとか今まで見たことがないんだけど。
推理物はあれこれ登場人物が多くて相関図でも書かないと覚えられなくて、途中で興味をなくすので好きじゃないといった、めんどくさがりの性格ゆえです。
今日の「ねじれた家」は、アガサ・クリスティーの作品の中でも最高作なんだと番組紹介を読んでしまったので、食わず嫌いをやめて楽しみを増やそうと、今回は見てみることにしました。
WOWOWのW座という番組で、WOWOWで唯一作品解説の付く番組です。
カノッサの屈辱や料理の鉄人を手がけた放送作家の小山薫堂氏、イラストレータの信濃八太郎氏のお二人の解説で、自分で読み取れなかったことなど。
ああ、そんな見方もあったのかと参考になります。
2017年の作品なので、テンポは悪くなさそうなんだけど、最初の30分はあれこれ登場人物が出てきて、やっぱり人物相関図を書いておいたほうが良かったかなと後悔する。というか面倒くさくなってくる。
映画を観ながら人物相関図なんて書かないけど、情報番組ではメモをとることもあります。シマさんの料理レシピをメモしてあります。実際作ってみたけど番組の中で絶賛するほどうまくもなかったのは、自分の作り方が悪かったからでしょうね。2度目を作ることのないシマさんレシピ。
1時間を過ぎて登場人物も揃い、さあ、これから謎解きが始まるぞ。
出てくるエピソードが大したことないし、観ていてどうでも良くなってきて途中で見るのをやめそうになったけど、アガサ・クリスティーの最高作というから我慢する。
ああ、この人が犯人なのか。どうでもいい。でも、もしかして最後に大ドンデン返しがあるのかと思ったら、突然The Endが出る。
なにこれ。(ネタバレになるので詳しくは書きません)
人間模様を描いた小品の放映が多いW座で、こんな作品取り上げるのかと腹が立った。
さて、どんな解説してくれるんだ、俺の2時間は何だったんだ。
解説のお二人。なんだか複雑な顔して一瞬間が空く。
「アガサ・クリスティーはナイル殺人事件を見て面白かった印象があるが、これは何なんですかね。」
「突然TheEndが出て終わるし。」
「もう一捻りあるのかと思った。主人公の探偵も推理もなく大した仕事してないし。」
などなど、酷評するばかり。
放映した映画を酷評する解説なんて初めて見た。もう、ホント、腹抱えて笑ってしまいました。最後のお二人の解説まで見て腑に落ちてよかった。
ただし、この映画をDVDとかで借りる方はお二人の解説付きじゃないと、2時間返せ、ってことになりかねないのでご注意を。
でもまあ、これはこれで良いじゃないですか。
人それぞれの楽しみ方ってあるもんです。