走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

木曜日:自転車旅で人生変わったのか

埼玉地方は、予報に反して午前中からポツポツ降り出した。
傘を差すほどではないが、雨雲レーダーには迫る雨雲だらけ。

天気が良くても、ここのところ熱っぽくて体調が下降気味なので、
ゆっくり休むことにした。

 

さて、最近気になっている事がある。
警察から逃走して、自転車旅をしていた彼のことだ。

cyclist.sanspo.com

 

大阪の富田林署から逃走した彼。

「只今自転車にて日本縦断中」とフリップを掲げている顔が、なんともモナリザの微笑のような…..。

はにかんだ笑顔なのか、悲しいのか、気落ちしているのか、どうにでも見える笑顔の写真だ。

 

自暴自棄になっているようにも見えないし、彼は自転車旅を通じて、なにか新しい生き方を見つけたんじゃないだろうか。

お世話になった道の駅の人たちに感謝の手紙を出したり。
今までの自分とは違う役回りを、演じ始めたようにも見える。

 

彼は自分が将来どうなるとか、考えられないタイプの人間なんだろう。
後先考えないで、目の前の出来事に没頭してしまう。
ちょっと怖いタイプの人間でもあるんだけど。

 

窃盗を繰り返した犯罪者を擁護するわけでもないが、
どうだろう。

彼に言ってやりたい。

 

課された罪の償いを正しく収め、
詫びるべき人には誠意を尽くして詫び、
出所後は自分の稼ぎで自転車道具一式揃えて、
途中で終わった、日本縦断の旅を再開してやり遂げてみたらどうだ。

 

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そんな余計な進言をするまでもなく、今まで接したことのない人たちとの出会いを通じて、彼の心の中ではすでに新しい何かが始まっているのかもしれない。

そして彼はいちばん大事なことを得たのではないか。
それは、何かを目指すこと。

 

日本縦断し終わる頃には、きっと新しい何かを得ているだろう。