走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

日曜日:ラケット投げないでほしい

日曜日は、7時過ぎまで寝ることにしています。
放っておくと5時台に起きてしまうんで、
日曜日は遅起きするんですが、7時台が限度です。

これ以上遅くなると逆に疲れちゃうんです。

歳取ると変ですね。

 

起きるなりスマホを見て、テニスUSオープンで大坂なおみ選手初優勝のニュースを見ました。それにしてもずいぶんスコアが一方的だな。

f:id:up2t-skmt:20180909142452j:plain画像は、pixabayからお借りしました。

 

7時からWOWOWで再放送していたので、試合を最初から見ることができました。

終盤になって、相手選手の警告へのクレームやラケット折りなど残念に感じました。

 

プロスポーツの試合で、腹立ち紛れに道具を投げつけるのを見るのは、とても嫌な行為です。

嫌いです。

不快です。

 

高校生の頃、学校で少しだけ剣道を習ったことがあります。

ある時、一つ上の先輩が言っていました。

「剣道の道具持って歩いていると、不良に絡まれることないんだ。
道を譲ってくれるぐらいだ。」

「でも、勘違いするなよ。お前を恐れているからじゃなくて、
剣道に対する尊敬の念からだぞ。剣道とはそんなに素晴らしいものなんだ。」

 

なるほど、剣道ってそんなにすごいものなんだと教えてくれました。

 

そう教えてくれた先輩が、ある時に練習場で何かの拍子にカラダがよろけて、他人の竹刀の上をひょいとまたいでしまいました。

二つ上の先輩が、烈火のごとく怒り出しました。

「竹刀の上をまたぐとは、何事だ!」

 

剣道のすばらしさを教えてくれた先輩が、不本意にも怒られている姿を見るのは私にとっても辛いことでした。

不条理とは言いすぎかもしれないけど、何か思いを持って生きることのはかなさを感じてしまいました。

でも、言い訳もせず黙って怒られている先輩を、かっこよく思いました。

 

欧米の人にとっては単なる道具にしか過ぎないのでしょうが、日本人は竹刀に限らず他のスポーツ道具でも、みな精神性を持って扱っているようです。

だから、少なくとも日本人選手にはラケットは投げないでほしい。

 

違った精神性を発揮してほしいなどと考えながら、大阪選手の表彰式を見ていました。

「試合をしてくれてありがとう」という、大坂選手が最高にキュートな瞬間でした。