走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

日曜日:房総サーフヒラメ釣り(菰田情報1)

釣りビジョンの海のルアー釣り番組「LAN&GUN SALT」で、サーフヒラメ釣り初登場の菰田淳史(コモダアツシ)さんの番組を見た。

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現在27才ながらルアー釣りは10年のベテランとか。一年の半分はフィールドに通うという。

いつも参考にしている堀田光哉さんや近藤清之さんは、静岡の遠州灘をホームにしているのに対して、房総の九十九里一宮をホームにする菰田氏の房総ローカル情報を大いに参考にしたい。菰田氏のお話しを幾つか書き留めておきます。

 

ルアーの使い分け

JACKSONフィールドテスターである菰田氏は、同社のルアーを次の通り使い分けている。

jackson.jp

  1. 「Gコントロール、シンキングミノー」
    Pin Tailより水噛みが良いので波が荒いときに使う。
  2. 「飛び過ぎDaniel」
    後方重心で距離が出せる。スローリトリーブでもしっかり泳いでくれるのでタダ巻きでよい。タダ巻きでも穂先がプルプルしてアクションしていることが分かる。より遠くの沖を狙う時に使う、濁りがある時は目立つ赤金を使う。
  3. 「Spoon Complete 改」
    スプーンとメタルジグのいいとこ取りをして、距離はメタルジグ、アクションはスプーンのようにひらひらフォールしていく。アピール時間が長く、リフト&フォールが効果ある。フォールもフリーにして落とすのではなくラインにテンションを掛けるのが有効。
  4. 「Pin Tailサゴシtune」
    水噛みのいいヘビーシンキングミノーなので波の荒いときに使う。

 

狙い方、ロッドワーク

  1. ヒラメは目がいいわけではないので朝マズメなどは目立つ色でゆっくりリトリープする、陽が高くなってきたらフラッシング効果を狙ってメッキカラーを使う。
  2. 遠浅の湾内だと離岸流が見つけにくいが、同じルアーを使ってルアーを引いてくるときのテンションのかかり具合を感じ取って沖に払い出す流れを見つける。
  3. ポイントが決まったらルアーローテーションを行い10投ごとにルアーを変える。
  4. イワシが接岸すると数釣りが出来るが、ベイトがキスになると数より1枚を狙う釣りに変わる。
  5. 朝マズメにはスローリトリーブが良いと言われるが、日中でも早巻きすると小さいサイズのヒラメの方が先に食ってくるので釣れる魚のサイズが小さいようだ。
  6. スローリトリーブで時折止めてフォールで食わせの時間を作ってやる。
  7. ヒラメの時合いは朝夕のマズメ時とは限らない、かえってマズメ時より昼のほうが釣れている印象がある、マゴチは昼のほうが釣れている。

 

ポイント

  1. ボラの群れが見えたらベイトが溜まっていることもあるので、その場所を集中して責める。
  2. 手前3mの浅場でも食ってくることがあるので、波が崩れた手前でも丁寧に引いてくる。
  3. 手前から数えて第2ブレイクラインまでルアーを届け、始めはロッドを下げてスローリトリーブで引いて、第1ブレイクラインに来たらロッドを立ててボトムをズル引きしないようにする、ボトムから1mから0.5mをキープすることをイメージしている。
  4. 波のあるときも一瞬ナギになる時がある、そのときにいかに長くルアーを通せるかが釣果につながる。波立っているところではヒラメは食ってこない。

 

房総各サーフの特徴

  1. 九十九里は多少の濁りは問題ない、イシモチがベイトの中心でイシモチは濁りを好む魚、掘れているところや離岸流を責める。
  2. 外房、南房、内房は、普段から透き通った水でキスがベイトの中心になる、キスは濁りを嫌うため濁りは良くない、イワシ、アジ、カマスが入ってくれば濁りは関係ない。
  3. 千倉地区は5,6月にイワシの接岸が期待できるので釣果も見込める。
  4. 外房遠浅サーフは波のブレークラインが遠いので、魚のポイントは流れ込み、払い出し、になる。
  5. 水深1mちょいしかないので、ロッドを寝かし過ぎると底をずってしまう、ロッドを立て気味にする。
  6. 鴨川は掘れているポイント、払い出し、流れ込みなどが有りゲーム性の高いフィールドになっている。
  7. 沖で崩れた波が手前に来て、再度波立つまでの間が掘れた場所になっておりヒラメの居着くポイントになる。

 

初心者へのアドバイス

一回行って釣れないから別フィールドに行くと言うのではなく、同じフィールドに通って地形変化や流れの変化の違いを見極めて見る目を養っていく。諦めずに通って最初の1尾目をつかめば目も肥えてくる。

 

菰田淳史情報

ポケットの有効活用

人のふり見て見習うことにしているが、菰田氏がフローティングベストの左側にカラピナで吊るしてある金色の物が何だかわからない。

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大写しにならなかったので明確にはわからなかったが、黄色いメジャーを丸めて吊るしてあるように見える。

ボクはメジャーはベストのポケットに仕舞ってある。そんなんにしょっちゅう使うわけでもないし、ポケットが足りないわけでもないから、現状の仕舞い方でいいかな。

ベストの各所にあるフックを活用して、ポケットの有効活用は常に考えておこう。

 

なぜ右手巻き

菰田氏の釣りスタイルで気になったのは、リールのレバーを右手で巻いていることだ。ルアーを投げる時は右手の指でラインを引っ掛けて、投げ終わるとロッドを左手に持ち替えている。これは何か便利な点があるのだろうか。

ロッドを左手に持ち替えるのはムダな動きになるから、リールのレバーは左手で巻く方が都合良いと思うのだが。今後の菰田情報がほしいところだ。

 

菰田氏の房総情報を望む

今後も「LAN&GUN SALT」出演を望む。菰田氏はFacebookを公開しているが、詳しい釣行の様子は書き込みが少ないようだ。海のルアー専門誌にも登場することがあるようだが、当方は雑誌は「磯投げ情報」以外は見ていないので残念。

菰田氏の会社の同僚という方のブログが見つかったが、詳しい情報の書き込みはない。一年の半分は釣行しているというは本当らしい。

最近は堀田氏も九十九里のサーフ釣りを開拓中というが、先駆者として今後の菰田氏の釣りビジョン番組への登場を待つばかりである。

 

菰田情報2はこちら===>

rasko.hatenablog.jp