10mを超える風予報も出ていたので逗子でのウインドサーフィンは見送った。実際にはそれほどでもなく自分向きのようだった。
夏の疲れも出ているので、涼しい中で昼寝の土曜日となった。
昨日のニュースで、鹿児島の知事さんが「女子にサインコサインタンジェントを教えてどうなる、もっと実になることを教えるべきだ」なんて言ってしまったらしいです。女性蔑視と言うことでだいぶ批判されて、発言を取り消したようだけど。
発言内容は本音なんでしょう。大いに同調する人も多いだろうし、女子はおろか男子についても必要ないという人もいるでしょう。
実生活でサインコサインタンジェントが役立っている人は100人中100人いないでしょう。そんなことが必要な実生活など面倒くさくてしょうがない。
じゃ、必要ないのか。数学が世の中に出て何の役に立つのかというのはよく聞く話。
どうだろう、こう考えてみては。数学は頭の体操だと。
数学的とらえ方で脳のある一面を鍛えている。サインコサインタンジェントなんて個別の問題ではない。単なる条件反射ではなく思考の訓練だと思えばいい。
ただ、数学など役に立たないから、実利的なことを学ばせた方がいいという人の本音は、そこにあるんじゃないんだろう。
物を考えて意見を言うなどもってのほかだ。若造が考える必要はない。言われたら言われた通り動けばいい。そういう体質を身につけさせるのが教育だと思っているんでしょう。そういった封建体制が身についてしまっているから、特に女子に対して実利的なことを覚えておけばいいと、つい言ってしまうのでしょう。どうなのかな本音は。
サインコサインタンジェントなどでしっかり頭を鍛えてきた人こそ、世の中を活性化する新しい価値をうみだしてくれるようにも見える。