走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

バカじゃ見えないまま

今朝の日経新聞一面コラムは、遅刻に厳しい日本社会の話から始まって、ダメな経営者の見抜き方を大物経営者から教わったという話へ展開。

相手会社を訪ねる社長の秘書から「予定より早く着きそうなので今からお邪魔してもよろしいでしょうか」
こんな電話をかけてくるような会社はすでに衰退が始まっている。という。
面会時間に何十分も遅れるのも、早く尋ねるのも相手には迷惑なこと。自社の社長のご機嫌をうかがうだけで相手の都合を考えていない。社員の目線が内向きなダメ会社だ。

それは少し勘ぐりすぎじゃないかと思う向きもあるだろうが、相手の都合を考えないということが一事が万事で顧客志向に根ざしてない証拠だろう。


以前、ボクの席の近くにいる女性社員に、いつも来る取引先の営業が訪ねてきたとき。

「この人、いつも1分遅れてくるんだよね、時間通りに来れないもんかな。」
と文句言ってるので教えてあげた。

「いつも1分遅れてくるんだったら、たぶんうちの会社の前で時間調整してくるんじゃないの。
相手に気を使う優秀な営業マンだと思うけどね。
今度夏の暑い日にその人が来た時、額に汗の気配もないようなら汗が引く時間を勘定に入れて来社してるんじゃないの。」

そこまで見抜く知恵がその女性社員にあったのかどうか。

1時に約束して12時50分に来るバカな営業マンがいる一方、
こんな優秀な営業マンがいても、バカにかかっちゃ何の意味もないっていうのも悲しいね。