今日の日経新聞朝刊で、家飲みが増え自宅で調理器具を使って本格的な店の味を作る事が広がっているといった記事だ。
燻製作りもそのひとつで、ゆで玉子やかまぼこなど一味違った酒の肴が手にできるという。
まっ、あまいですね。そんな簡単にはできないんだぞ。できないよね?
燻製なんてかなり特殊な取り組みかと思っていたけど考える事は似たようなもんだ。
ボクの場合は家飲みというより、釣った魚をもっと美味しく食べてあげたいという思いからだ。磯釣りのメジナはたとえ30cmのものが釣れても、臭いが気になって持って帰る気がしない。料理法を工夫して何とかならないものか。燻製で煙らせちゃえば何とかなるだろう。
ある釣り番組でソムリエの田坂氏が、釣り好きで自分の釣った魚を調理してワインを飲む様子が映されていた。
小ぶりなマダイだったけど、三枚に下ろした切り身を塩こしょうして小麦粉をパッパッと振ってオリーブオイルでいためる。それだけの調理なんだけど次がちょっと違う。魚をとり出したフライパンにワインを注いで熱し、醤油をひと垂らしして、レモン汁を絞り、塩コショウで味を調え魚用のソースを作っていた。
なんて美味しそうなんだ。なんでも醤油が隠し味なんだそうだ。
もちろん赤ワインのグラスを傾けて魚をホークとナイフで食べていた。
フランス料理のソース作りを習うといいかもしれないな。
燻製作りよりは手間がかからなさそうだ。