走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

薫製日和の日曜日

寒い朝でした。予報だと氷点下2度に。7時半まで布団の中でぬくぬくしてたから実際どうだったのか。もちろん早朝トレーニングは中止。起きてから窓を明けたとき吹きこんできた風が充分冷たかったから予報通りの寒さだったんでしょう。

さあ、日曜日といえば薫製の時間です。本日の食材は昨日買い込んだ笹かまぼことさつま揚げ。ゆで玉子も追加。加工食品のほうが下味処理しなくてもいけるというので肉とか魚はまだだな。

今回は新規に買い込んだ電熱器で前回の失敗を繰り返さないよう気をつけた。煙が出ないので火の勢いを強めたら木片チップに火がついて食材を焦がしてしまった。コレが前回の失敗。熱源を焼肉用のカセットコンロにしたため火力調整がうまくいかなかった。ネットであれこれ調べた結果、多くの人が使っている電熱器に変えた。

午前中から準備に入りゆで玉子を作って乾しカゴで乾燥させた。昼食後から燻煙作業に入る。電熱器の上にスモーカーをセットして食材を並べる。

木片チップはヒッコリーを使う。特にこだわりがあるわけでもない。

電熱器のスイッチを入れダイヤルをめいっぱい回す。まずは最大火力で煙が出るまで待つ。まだか、まだか。10分たっても変わり映えなし。15分たっても変わらない。火力が弱いのか。

どうして?

もしかしたらセットで付いてきた木片チップがしけってるとか品質に問題有るのか。かがんで火元を見たときふっと目に入った。火力調整のダイヤル。

最初にめいっぱい回して最大火力にしたつもりがめいっぱい回すと弱火になっている。強火はOFFのすぐ隣だ。ダイヤルを強火にしてみた。これで煙が出てこなかったらお手上げ。そんな心配も数分でかき消された。すぐに煙が出始めた。

スモーカー内の温度も急上昇して温燻の80度を超えそうになる。上蓋の隙間を開け熱を逃がしてやる。一気に煙が出始めてベランダは煙だらけ。火事に間違われやしないかと気が気じゃない。

この煙の出方だとマンションとかのベランダで燻製作りは無理だな。タバコの煙だって文句言われるんだから。火力調整してみることにした。中火の位置にダイヤルを回す。それでも煙は激しく出てくる。上蓋を開けていると煙が逃げて燻煙処理にならないけど温度が上がりすぎてしまう。

一気に弱火にしてみた。5分ぐらいは煙が出ていたけど徐々に収まり始める。最初に煙が出始めてから10分ほどたったので中の食材を確認したけどたいして色も変わってない。多少キツネ色になったぐらいか。やっぱり上蓋を開けて煙を逃しすぎたのか。燻煙処理する時間も適当だ。
木片チップを見てみると真っ黒な炭になってもう煙は出ないんだろう。そのまま暫らく加熱して30分くらいで皿に並べた。

次はさつま揚げとゆで玉子に挑戦だ。木片チップを入れなおして今度は最初から火力を最強にした。
3分もしないうちに煙が出始めた。すぐに中火にして煙の出方を見る。さらに弱火にしてみる。今度はできるだけ上蓋を開けないで煙を充満させるようにするため、火力をドンドン弱くしてスモーカー内の温度を上げすぎないようにした。

5分もすると煙の勢いが弱くなってきた。扉を開けチップを見てみるとまだ3分の1ぐらいは真っ白で焦げていない。チップを指で混ぜてからもう一度火力を最強にした。すぐに煙が出始めたので中火にする。

こまめに火力調整すると火事かと思わるほど煙は出てこない。中火にしてもスモーカー内の温度は上がって100度近くになってしまう。このへんの火力調整は難しいがカセットコンロではこまめな調整できないから電熱器のほうがいいだろう。高価でもサーモスタット使う意味がよくわかる。ずっと付きっきりでいないとならない。

30分ほどで食材を出して皿に並べた。煙臭を抜くのに少し干しておくようだけどゆで玉子とさつま揚げを食べてみた。
旨いのかな。煙の味がするだけだ。余計なことしないでそのまま食べたほうがいいんじゃない。という悪魔の声が聞こえそうだけど、聞かなかったことにする。

夕飯まで冷ましておいてオカズに出してみたけど、単に表面が硬いだけで不評だった。御飯のおかずにはならないかな。酒のつまみか。

一人反省会をしてみた。最初は火力を最大にして煙が出始めたらすぐに中火から弱火まで持っていく。できるだけ上蓋は開けないで長い時間煙を出すようにする。煙が弱まったらチップをかき混ぜてもう一度強火にして煙を出す。
そして最大の反省は、試す食材は1個にする。失敗したときの後始末が大変だ。今ボクに一番必要なのは太田胃散です。

こんなんでニジマスのおいしい薫製なんて出来るんだろうか心配になってきた。火力の調整で煙の出方を調整することは分かってきたので、次回は一種類の食材を使って、レシピを良く読んで燻煙時間とかに気をつけてみよう。次回は塩サケを試してみるつもり。