昨日の日経朝刊でひときわ目を引いたのは、
日産、ダイムラー、フォードが燃料電池車の開発で提携し
2017年に量産車を販売するという。
先行しているトヨタ追撃の動きで、トヨタはBMWに燃料電池車の
技術供与することで提携している。
燃料電池車の話題はぼちぼちあるのに、
今回の記事で目が釘ズけに
なったのは価格だ。
トヨタから数年後に発売されるモノは500万円程度からという。
0が一個抜けてるんじゃないかと見直した。
だって10年ほど前には億単位の値段が付いていたんだから。
燃料電池車は水素ステーションの建設と高価格がネックになっている
といわれていたのに、一気に価格が下がっている。
500万円でもまだ高いけど、今後各社から量産車が続々発売になれば
価格も下がってくるだろうし、かっこいいクルマも出てくるだろう。
価格がこなれてきただけでなく、燃料電池車がマイカーとして実用的
なのは走行距離だ。燃料満タンで500kmの走行が可能という。
人様の基準は知らないが、自分としては南房総を往復して380kmに
+50kmが最低ラインなので500km走れれば満足だ。
問題は水素補給場所の少なさと、燃料を満タンにするまでの所要時間。
燃料補給時間に触れている情報がないので不明だが、
水素という気体の補給にそんなに時間はかからないだろう。
10年後にはクルマ選びの選択肢になっているかな。
燃料電池車でひとつ気になっているのは、排気管から出てくる代物だ。
水が滴り落ちてくる。
報道だと水しか出てこない究極のクリーンカーとか言われるけど、
クルマが普及してきてあっちこっちで水がポタポタ落ちてくると、
これはこれでうっとうしくないか。
未来の道路はいつでも水浸しでタイヤの性能が悪いとスリップ事故も増え
るなんてことにならないか。寒い時期には凍結するだろうし。
まあ、いらぬ心配ですけど。