数日前、夜10時からのNHKスペシャルでスティーブジョブスの物語をみた。
アップルコンピュータを立ち上げてから
挫折を経験しながらも再起してきた物語。
番組を見るまでまったく買う気もなかったんだけど
最近売り出されたジョブスの物語本を買ってきた。
- 作者: ウォルター・アイザクソン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/05
- メディア: 単行本
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あまりに遠い存在の人のように思っていたけど、
番組を見ているうちにそうじゃなくて、天才の人というより
軸のぶれない人なんじゃないかと思えてきた。
軸がぶれないと言ってもそれを産業社会の中で
貫き通すことは極めて困難な道だ。
天才的に軸がぶれなかった人というよりほかないのかもしれない。
アップルコンピュータの原点になるパソコンは
全く独創で創り上げたわけでなく、
大企業にうもれていた技術に目をつけている。
人に使いやすい端末を作ることを頭に描いていた。
機械を作るのではなく人に貢献する仕組みを
作ろうとしたのではないか。
この人の発想の原点はコンピュータでは無く人間だったのだろう。
描いていたのは最先端のコンピュータ技術ではなく
人間の笑顔だったのかもしれない。
そう気がついたときぜひともジョブスの物語を読んでみたくなった。
じっくり味わって読んでみたい。