先週の南房総からの帰りは大雨で怖い思いをしたけど、
実はその数十分前にぞっとするものに遭遇していた。
帰り支度が終わり駐車場を出てしばらくしたとき、
海岸道路を走っていた時だ。
前方２０，３０ｍぐらい先の路上に
コンビニ袋に入れたゴミのようなものが見えた。
対向車もないので反対車線に大きくはみ出して避けたとき
ふっと見ると、
それはゴミ袋なんかじゃなくて
横たわる猫の死骸に白猫が座ってたたずんでいるところだった。
白猫はピクリとも動かずこちらを睨んでいる。
こちらが気がつかなかったらその猫に突っ込んでいたろうに、
避ける素振りもなくじっとこちらを睨んでいる。
背筋に冷たいもの感じながら通り過ぎた。
しばらく、落ち着かない気持ちで運転しながら、
あの猫はどんな意思を持ってたたずんでいたのだろう。
鉄の固まりであるクルマを威嚇する猫の気持ち。
どんなだったんだろう。
