走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題「この秋、行きたいところ、やりたいこと」

昨日の釣行で一尾目に釣り上げた魚をネットで調べたら
ムツの幼魚であることがわかった。
ムツといったらスーパーなどで買うことができない高級魚だ。

本来は水深数百メーターの深海に住む魚だが、幼魚の頃は
磯近くで餌をあさっている。
20cmぐらいのでも塩焼きにして食うようだ。
高級魚というからにはさぞかし旨いのだろう。
昨日はさっさとリリースしたけど大きくなって帰ってきてくれよ。
帰ってくると食われちゃうか。じゃー帰って来なくてもいいや。

さて、今週のお題を書くことにします。やっぱり釣り関係になるけど。


10年ぶりに復活した磯釣り。実は内心めらめらと燃えるモノがあるのです。
釣りを始めた頃はなんとかクロダイを釣りたいと教則本を読んだり
ビデオ教材を見たりしてしていた。

2年、3年、挑んでもクロダイの姿を拝むことは出来なかった。
釣りを初めて4年目のこと
南房総野島崎の磯で一尾のクロダイを釣り上げることが出来た。
クロダイの姿を見たときには腕が震えた。

ようやっと関門をクリアーしたといった感じだ。
ブレイクスルーとでも言うのか
これからは今までの苦労がウソのように釣れ盛るのではないかと楽観していた。

あに図らんや。そんなに甘いものではなかった。
二尾目をつり上げることは出来なかった。

その後程なくして釣りへの意欲も衰え、出掛けることもなくなり
10年の月日が流れた。
結局生涯一尾のクロダイ終わるのか。

道具は全て揃っているのだしもう一度釣りを再開してみようかと思いはじめたが
どうにも億劫で気が向かない。

悶々と数年が過ぎ今年1月に車を買い換えたのをきっかけに
エンジンの慣らしやカーナビの習得とばかりに用もないのに
あちこちドライブをしているうちに
昔良く訪れていた釣り場に行ってみた。

10年前と変わることなく釣りを楽しむ人たちを見て
釣りをしたい気持ちがわき上がってきた。

3月の大震災で海に出掛けるのを控えていた事もあって
7月になって10年ぶりの釣行を実行することになった。

小魚ばかりしか釣れず昔のように集中力も続かないこともあった。
生涯一尾となっているクロダイ
次の釣果を目指して一から学び直してみることにした。
昔むさぼるように読んだ有名釣り師の技法
徳島の伝統釣法である阿波釣法のムック本を読み始めたり
新たに解説本を購入したり、クロダイはいったいどこにいるんだ。

ただの暇つぶしの道楽と言ってしまえばそれまで。
常に挑戦する気持ちを忘れずぴりぴりとして集中力を維持して道楽していきたい。
この秋は生涯二尾目のクロダイを釣り上げるスタートの季節にするつもり。
なんとしてでも釣り上げたいんだという
必至の気持ちが二度目のブレイクスルーを生み出すはず。

たかが釣りじゃないか。そう、たかが釣りなんです。
子供がやっても、爺さんがやっても釣りに変わりはないけれど
どんな気持ちで挑んでいくのかによってまったく違った様相を呈してくるのです。
ボクの釣りはめらめらと燃える釣りなんです。
今年の秋はめらめらと燃える秋です。