走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

アメリカの合理的精神を日本流に

昨年12月からiMacユーザーになったので今朝の日経新聞朝刊の
アップルコンピュータCEOジョブス氏辞任の続報を漏らさず読んだ。

iMacにはブートキャンプやパラレルデスクトップなどを入れ
(ブートキャンプは最初から付いてる)windowsが動くようにしている。
とは言っても出来るだけMac環境だけで使いたいので
徐々にソフトを買い換えていこうと考えていたところ。

iMacにして半年以上が過ぎwindowsパソコンに戻る気が
全く起こらないほどMacを気にっている。
今気に入っているiMacの今後の展開が気になるところだ。

今後の動向で更に気になるのが
新CEOのもとでiPhoneがドコモから発売になるかどうかだ。
どうなんでしょうね。


きょうの日経新聞朝刊でアップルの記事よりも注意深く読んだのは
国際エネルギー機関IEAの事務局長田中氏との問答した記事だ。

日本は原発生かす責任、IEA事務局長に聞く、「事故克服し安全策を」

の見出し。

田中氏によれば、日本はなぜ原子力を捨てようとするのだ。
次のように述べています。

日本の首相が脱原発を選ぶとは思わなかった。日本が撤退すればライバル国は大喜びだ。他国が日本に協力を申し出るのは福島原発の情報が貴重だからだ。日本は未曾有の大事故を自分の力で克服し、安全な原発のための解を拾い上げる義務を負っている。

引用が多すぎてまずかったかな、怒られたら削除します。

日本にとって原発はエネルギー源としてだけでなく
原発システムが外貨獲得の重要な輸出品目でもある。
大事故が発生してなかなか始末が出来ませんからもう止めます。
これでいいのだろうか。

一度の失敗を挙げてそら見たことかと葬り去ろうとする様子に
どうも素直についていけなかった。
原発反対の声に素直に聞き入れられない思いをしている人も
多いのではないか。

だからといって、福島原発事故が未だに収束しないなかで
やっぱり原発は必要だと声高に叫ぶことも難しい。

原発は怖い、でも日本には必要なんじゃないかという気持ちに
傾いている人が多いような気がする。

この「原発は怖い」を払拭していかなければ
原発の必要を訴え支持を得ることは難しいのだろう。

残念ながら根本の原因に立ち入って情緒的に過ぎず
問題を解決していく手段を持っていないのが日本の実情だ。
原発が怖いんじゃなくてこの日本の実情が怖いんだ。

何でもアメリカの航空事故調査では
責任の所在を問うより先に原因を徹底調査するのだという。
アメリカにとって航空産業は国の基幹産業として
極めて重要な問題であるからだという。

人の責任を問うていると問題の本質を歪めてしまう。
責任を問わないから本当のことを言ってください。
という極めて合理的な精神に根ざした対処の仕方だ。
これを日本流にうまく取り入れられないものだろうか。