走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:「お父さん、ありがとう」

おやじさんは日曜大工したり真空管ラジオ作ったりするのが得意で、
捨ててあるラジオを拾ってきて直して人にあげてたりした。


ボクが小学生の頃の夏休みの自由工作は全て父の作りだった。
単なる箱型をした本箱をつくっていたら、
「もう少し考えて面白いものにしよう」といって勝手に設計図を作り始めた。
いつの間にか出来上がってて
「自分の宿題なんだから色だけは塗ろう」とハケ塗りを習ってムラだらけの塗装だったのが、翌朝には塗り直されて綺麗に仕上がって持っていくだけ。
どう見ても小学生の作品じゃないな。

先生にも「お父さん上手ね」と言われ、帰ってくると「評判どうだった」と聞かれ、先生に褒められたといえば喜んでたな。


夏休みの宿題はこんなもんで済むけど日常使う物は困ったものもたくさんあった。
実際に使う場面を考えないで品物の有り様しか見ていないから、
あんまり便利じゃなかったりして使わずじまいで終わってしまうことも多々あった。

一番のデカブツは、ローラーで動く本棚。
どこかの図書館にでもありそうなもので、自分の身長よりでかくて実際に本を入れたら重すぎてほとんど動かせない。
本が入れられなくて、普段そんな趣味ないだろうみたいなコケシとか置くだけ。図体ばかりでかくて四畳半の部屋にじゃますぎた。


その後も相変わらず相談しないで勝手につくって、
全く使わなかったのが天井まで稼働する自転車置きとかもあった。

真空管ラジオ作ってるぐらいがよかったんだけどな。
今だったら十分売り物になるぐらいの仕上がりなんだけど、
なかなかうまくマッチングしないものだ。
そういう人なんだな。
次はどんなガラクタ作るんだろう。