きょうの日経新聞朝刊に興味深い記事があった。
アメリカ戦略国際問題研究所の所長が、
福島の原発問題で電力会社が無限責任を負うような論調になっているが、
これは行き過ぎでないか。
原発事故で被害を受けている人たちの感情を無視することは出来ないが、
損害補填に上限を設けないような措置は電力会社の信用格付けを損なうことになる。
原発事故が現在進行中の中で地域住民や国民一般の怒りの真っ最中。
こうした中で行動を起こすべきではない。
事態をよく観察してこれ以上問題を悪化させない問題解決の方法を見つける必要がある。
といったような意見だ。
今はちとヒステリックに流れて電力会社を成敗するかのような方向に流れている。
東京電力を悪代官様に見立てて成敗しているなんて構図はやめないと、
こんな事やってたら日本のみならず世界のエネルギー問題を歪めることになる。
といったことだ。
欧州では原発推進を見直す動き出ているが、
アメリカは今後も原発建設を進めていく立場をとっている。
その立場脅かすような日本のやり方に苦言を呈したといったところだろう。
いい迷惑だ。ちったー周りのことも考えな。って言ってるんだね。
国内の全原発をやめましょうとは言っていないだろう。
とは言っても、今ヒステリックに事を進めてしまっては投資家も
及び腰になって電力会社が企業として成り立たなくなってしまう。
それに原発建設は日本の重工メーカーにとって重要な輸出品目にもなっている。
避難している家族の中には、
「うちのお父さん原発で働いてて、おかげで今の家建てられてた。
今は避難する羽目になってるけど原発無くなったら働き口無くなって、複雑だわ」
原発設置に伴う補助金が地方を潤していることも事実だし、
あれこれあれこれ、利害や、現実と理想がからみ合っている
・・・・・ボクのおつむではなんだかもうわからない。
あーあ、自分で話広げといて途中でほっぽってるよ。
一番の心配は今の政権は大丈夫でしょうか。ってとこだ