走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

割れ窓理論の実践

今朝のテレ朝を見ていたら、茨城の那珂湊お魚市場が今日から営業再開で取材されていた。
地震の被害で道路補修を行っていた冨士スバルラインも昨日から五合目までの全線開通したようだし。
稼ぎどきのGWを前にレジャー関係が再開してきた。

GW中はどちらも混雑するだろうから(今年に関しては意外とそうでもないかな)、5月中旬以降に出掛けてみよう。
ウインドサーフィンもそろそろ再開しないと、すぐ夏の出艇規制の季節になってしまう。
今年の夏はクーラーも自由に使えないだろうから暑さこたえるだろうな。
しっかり運動して汗腺を活発にして暑さ負けしないように鍛えないと。


今朝の日経新聞の一面コラム。割れ窓理論の話から津波の被害を受けた東北地域も被災したまま放置しておくと割れ窓理論のごとく物盗りなどの犯罪が生まれてしまうから復興に向けて整備を怠らないようにといった内容だった。

割れ窓理論は、ニューヨークのジュリアー二前市長が唱えた考え方で、倉庫の窓ガラスを割られたままに放置しておくと誰の手も入っていないだろうというメッセージを伝えてしまい他の窓も割られ、しいては犯罪地帯に荒廃していくといったものだ。

NHKの番組でご近所の力とかだったか(番組名は不正確)、落書きで悩む商店街がどう対処すべきかという相談で、落書きを撲滅していったある町の助言がまさに割れ窓理論の実践だった。
落書きされたら徹底して拭きとる。また落書きされたら拭きとるといった根気よい活動あるのみ。根気負けしないで対応することでいたずらを駆逐していく。といったものだ。

先週のお題で会社近辺の掃除をしていることをブログに書いたけど、掃除を始めた当初は歩道も花壇もとても汚れていた。
掃除をするにあたってこの割れ窓理論を実践してみることにした。

広い範囲をざっくり掃除するのではなく、狭い範囲を徹底して掃除して一つ残らずゴミを取ってその範囲を徐々に拡げていく。
拡げていくというのは場所としての範囲を拡げると言うだけでなく、賛同者を拡げるという意味もある。
賛同者といっても一緒に掃除をしましょうということではなく、ここにはもうゴミは捨てませんいう賛同者のことだ。

週一の掃除だから次週には汚れているけど、諦めず同じ場所を徹底して綺麗にした。
何ヶ月もするとようやく効果が出てきてゴミで汚れることが減ってきた。特にタバコのポイ捨てが減った。

その時感じたのは、徹底することによってそこに強い人の気持ちがメッセージとして伝わるのではないか。
ゴミをポイ捨てする程度の弱い気持ち、ゴミを捨てる事への後ろめたさなどがあるから、そんな気持ちは徹底して掃除する強い行動によって駆逐されてしまうのだろう。
これが割れ窓理論の本旨なんだろう。

具体的に行動することで色々な物が見えてくる。机に座ってるばかりじゃなくて外に出よう。
今まで見えなかったことが見えてくる。

町の掃除をすることで実はもう一つ見えてきたことがある。
枯山水の本当の意味だ。
今日は長くなったから、この話は明日にでもしよう。