走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

勉強だけすればいいのよ、と育てられた子の成れの果て

週刊ダイヤモンドの記事だったかに面白い記事があった。
会社の新入社の若者の仕事ぷりを見ていると、積極的に動いて働く者がいる反面、上司や先輩からの指示が出るまで動こうとせず万事にわたって自分から率先して動くということがない者もいる。
動く者と動かない者の差が、子供の頃に親の手伝いをしたかどうかが分かれ目になっているらしいという。


勉強だけしていればいいのよと育てられ、本人もその気になって自分のやることは勉強だけで他のことは自分には関係のない事。周りが整えてくれることだと受け取ってしまう。
例えばゴミが落ちていても掃除するのはお母さんの役目だから、自分がすることではないと目の前のゴミ片付けすらしない。
この世間認識のまま大人になってしまうと指示が出るまで動こうとしない若者になる。
なぜ自分から動こうとしない、なぜ自分で考えないと諭しても、何も指示をしないのが悪いと口をとんがらせるばかり。

どんな調査で結論づけたのか分からないが、まあ面白い発想の記事だし、あり得るかも知れないと納得できる考え方だ。


自分の役割の認識に欠陥があり、 自分の周りの世界とのかかわり方が常識的に捉えられない。会社での仕事に限らず日常生活を送るのにも支障が出てくる。

この辺は何も最近の若者気質と言うだけでもなさそうで、昨今のトンデモ議員先生なんか同類の様な気もする。


電車に乗っていても、身なりもきちんとしたいい歳したおっさんが、足投げ出して腕組みしてヒジつっぱらかって周りに迷惑かけるのがいくらでもいる。人の迷惑がまったく理解できていないようだ。
自分自身の定義ができず、場面に応じた人とのかかわり方も理解できていない。自宅のソファーにでも座った気分でいるのだろう。
20代の若者ならこれから人生経験積んでいく中で悟っていくこともできるだろうけど、いい歳のおっさんはまあ無理だわな。どうしたもんかな。