走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

そのベトベトな手はどこで拭くんだ

今朝の日経新聞朝刊一面トップは、楽天市場が方針転換して自社物流センターを構築し即日配送を目指すと言う記事だ。消費者や出店企業の利便性を高めてアマゾンに対抗することが目的とか。
インターネットが一般に広がり始めた頃、ショッピングの楽しさのない通販なんてと楽天市場などキワ物扱いされていたこともあった。定価でしか買えないアマゾンなんて流行るわけがないとか。どんな大都市でも、どんな巨大なショッピングセンターでも自分の欲しい商品が揃わないことなどしょっちゅうだ。ボクの欲しい商品はどこに行けば買えるんですか。送料が別途必要でも電車賃より安いのなら問題ないだろう。
MS、アマゾン、グーグル、アップル。電子書籍でも、スマートフォンでも何から何までアメリカに支配されてしまいそう。楽天頑張って欲しいな。


新聞の一面をペラッとめくったところに面白そうな特集記事「低温世代の経済学パート2」を発見。ここで言う低温世代とは好況を知らない20−30代をさしている。この低温世代の独特な消費行動を伝えている。小遣いを節約しても自分を表現したいユニデコ。その一方で20万円の給料から毎月1万円を基礎化粧品の購入にあて素肌の美しさを保つことは何にも替えられないという。
今の若者は決して消費に消極的なわけではない。そこを見抜くことに販売のヒントが見えてくる。と言った内容だ。お得だと思えば周りの目など一切気にすることなく女性一人でもラーメン屋や牛丼屋に入るという。


ちょうどこの記事を読んでいるとき隣に座った20代OL風が化粧を始めた。羞恥心がないという事じゃなくて周りを気にしていないのだろう。そういうことに羞恥心持たなきゃいけないのかという人もいるかな。
人前で寝たり、ものを食べたり、化粧という身だしなみを整えたり、もっと極端に言ったら排泄行為をしたりも同じ事だけど、そういった人間の本能に関わる部分は人前であけすけにさらしてはいけない。そんな生々しい姿を人前にさらすことはとても失礼なことなんだ。
周りと関わりを持ちたくないから携帯プレイヤーで音楽を聴くのかもしれないが、大きな音を出すことによって迷惑という形で周りと関わってしまうことに気がついていない。


でも、若い時って自分もそうだったな。友人通しのバカ騒ぎしか見えていなかった。今になって考えるとずいぶん迷惑なヤツだったんだ。周りの大人達が優しく見ていてくれたのかもしれない。迷惑な若いもんいても、少しはそんな目で見てやりたいな。

そうはいっても限度ってもんがあるだろう。化粧するまでは見慣れたけど、ムース取り出して頭になでつけるのは許せん。そのベトベトの手はどこで拭くんだ。