どうも長期の休みの過ごし方が下手で無駄にしてしまうことが多い。連続して何連休も取る必要のある趣味がないんだ。例えば、単に名所旧跡、風光明媚など訪ねても手持ちぶさたで飽きてしまうから旅行をするというのが好きではない。
だからといって家でのんびりなんてとんでもない。せっかくの休みなんだから有効に使わなければいけない、と何もしないでいることに罪悪感さえ持ってしまう。
3月の3連休、風が強すぎて予定していたウインドサーフィンに出掛けられず、手持ちぶさたで何もしないで3日間過ごしたことで自己嫌悪に陥り、それがきっかけでブログやツイッターを始めたんだから、決して無駄にはしていないんだと自己満足。マイナスを補って有り余るプラスを得たぞ、ざまみやがれ。なんてとこだ。
でも今度のGWは無駄にしないぞと意気込んでいる。一日はウインドサーフィン行くだろ、アマゾンでまとめ買いした本もたんまりあるし、TV録画もたまってるし、押し入れの整理もあるな。やることはいくらだってあるんだ。後は計画を立てて実行するだけ。
そうだ計画表を作ろう。GW前に立てる予定ってなんて楽しいのだろう。GW予定記入帳なんてのがあるとそれだけで充分楽しめそうだ。
それにGW十箇条も作ろう。1)朝6時には起きよう。2)昼間っからビール飲むのはやめよう。3)昼寝するときはベッドに横にならないでイスで10分だけ休もう。4)TVは見る番組が終わったら切ろう。後のこりはGWまでに作ればいいや。ちょっと肩に力はいりすぎで息切れしそうだから10番目は時には息抜きしようとしておこう。
ボクにとっての一番の息抜きは釣りだ。釣りは時間を贅沢に使う遊びと言ってもいいだろう。なかでも制約なく場所と時間を自由気ままにできる海の磯釣りが好きだ。何も考えないで海見ているだけでもいい。
何年も前のこと、房総半島の南の端に釣りに行ったとき、いつもなら磯場で釣りをするのが海が荒れていたので小さな漁港の防波堤で釣りをしていたら、漁から帰ってきた漁師が後片付けの合間に話しかけてきた。
「どうだい、釣れるかい?」
「んー、なかなか釣れないですね」
「釣れなきゃつまんねえな」
「釣れなくても良いんです、こうやって時間過ごすだけで楽しいから」
「そうかい、東京のサラリーマンはのんきで良いな」
「そうですね、のんきですね、魚は魚屋いけば売ってるし...」
「そうだな、まあ気をつけて楽しんでいきなよ」
ずいぶん長く釣りに行ってないな。混むからGW終わったらのんびり釣りに行ってこよう。自由時間はタイトに計画たてるより好き勝手に過ごした方が自分らしいな。やっぱりGWはいつもと同じでうまく過ごせそうにないな。