走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

土曜日:「ランニングをする前に読む本」読了

「ランニングをする前に読む本」田中宏暁著を、読み終わったので感想など書いてみます。 この本では、歩く速度で始めるスロージョギングを数ヶ月続けることで、フルマラソンを完走する走力が身につくことを教えてくれます。

 

データで説得力

本の副題に「最短で結果を出す科学的トレーニング」とありますが、福岡大学スポーツ科学部教授という著者が、科学的データ満載でスロージョギングの有効性を訴えています。

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この前に読んだ「マラソンは毎日走っても完走できない」は、小出監督の説得力あるお話を読むようで、理解しやすかったのですが、今回の田中教授の本は、エネルギー効率や食事の栄養を詳細なデータを交えて説明されており説得力が有ります。

所々でミトコンドリアがどうとかの難しい話も出てきますが、スロージョギングの有効性を説明するものとして軽くすっ飛ばして読んでも良いでしょう。後から興味が湧いたら詳しく理解を図りながら読むのでもよいのでは。

 

フルマラソン完走できるかも

今まで運動などしたことのない人でも、数カ月のスロージョギングでフルマラソンを完走出来る体力が身につく。あなたにも完走する喜びを感じて欲しいと、スロージョギングからなら誰でも無理なく入門できる事を訴えています。

 

部屋の中でのスロージョギングの方法なども書かれていて、やってみるのにハードルを相当下げてくれます。

 

本の後半では、フルマラソン完走から3時間を切るまでの練習プランや、当日までの体調管理などにも触れています。それなりのレベルアップしたトレーニングが必要になりますが、あくまでも入門はスロージョギングにあるようです。

 

体力に応じてステップアップ

私はこの年になるまで、ランニングをしてみようなんてこれっぽっちも考えたことはありません。家にいる時間が増えて体力が落ちてきたことを感じ、週末の海遊びも満足にできなくなってしまった。

もう少し気軽にできる体力回復プログラムとして、ランニングでもしてみるかと思いたち、 読み始めた小出監督の「マラソンは毎日走っても完走できない」から、ランニングの前にジョギング、さらにその前にウォーキングから始めるのが無理のない入門であることを知りました。

 

実際にウォーキングしてみると、思いのほか体調も良くなり手応えを感じ始めています。このままステップアップしてランニングに進むつもりでいた所、今回の「ランニングをする前に読む本」で、ジョギングの前に歩くスピードから始めるスロージョギングの有効性を知ることが出来ました。

 

動画情報で理解を深める

自分もできそうな気になってきたという点で、この「ランニングをする前に読む本」は大いにおすすめです。

 

YouTubeで田中教授の解説動画を見ることができます。


3ヵ月でフルマラソン完走!「スロージョギング」とは?

 

歩くスピードから始めること。足の着地は足の指つけ根で着地するフォアフット着地すること。こんなスロージョギングの特徴も文章で読むより動画を見ると一目瞭然。その他にもスロージョギングを解説する動画はたくさんあるので参考になります。

 

ひとつ疑問に感じたのは、スロージョギングではフォアフット着地をするように言っています。スロージョギングだと前足を余り前に突き出さないで、もしかしたら歩くときの歩幅より少ないので、フォアフット着地は身体に無理なく自然な着地となるのですが、ランニングになった時はどの着地をするのか本には書かれていません。

ランニングまでステップアップするにはまだ時間もありそうなので、ランニング時の着地方法については他の本をあたってみることにします。