走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、ロードバイクで走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

月曜日:ボクの池袋リブロの思い出

月曜日の日経新聞朝刊には、池上彰氏のコラム「大岡山通信若者たちへ」が載っている。大岡山は池上氏が教授を務める東京工業大学の所在地でそれにちなんだ題名だ。

本日の話題は「さらば池袋リブロ」だ。

池袋リブロは、池袋駅東口の西武百貨店の地階にある大型書店。独特の品ぞろえで異彩を放った書店が、今年の7月までに閉店することを惜しんだ文章で、いつか別の場所で再会したい書店だと結んでいた。

 

最近はすっかりご無沙汰してしまったが、ボクも何十年か前には近くに行くと必ず寄っていた書店だ。この書店が地階に移る前の百貨店の上層階にあったころの記憶がある。百貨店の書店にしては品揃えが変わっているなと思ったかどうか。

そんな中ですごく変わった書名の小説を買ったの覚えている。イタリアの作家の小説で「ひとりは誰でもなく また十万人」という、意味の通らない書名に目がとまった。

何が書いてあるんだろうと興味しんしんで買ってしまった。イタリアの小説と言っても、ある平凡なサラリーマンの内面の物語なので、日本のサラリーマンの話としても違和感なく読める。古い本だけど一生忘れることの無い本だ。

古い本だし、こんな小説読んだ人はいないだろう。アマゾンで検索すると古書として出てくる。誰の評価も付いていない。グーグルで検索してみると、あちこちのネット書店の陳列品として出てくるだけだ。本の内容について触れているブログなど一切ない。

検索結果を追っていくと数ページ目に見覚えのあるブログ。そうボクのこのブログが出てきた。2012年に本の内容を紹介している。他に紹介しているブログなり文章は無いのでリンクを張っておきましょう。

 

rasko.hatenablog.jp

 

なんでこんな変な題名なのか知りたい方はお読みください。内容を知ればすんなり納得の題名になります。

この本を買った事、これが僕の池袋リブロの思い出なんだ。また書店が復活して変な本置いてください。