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きょうをリセット(+週末海遊びの記録)

ラスコです。くよくよしないで今日をリセットして頑張ろう、週末は海で遊んじゃえ。

今冬の寒さの原因

今朝の日経朝刊に、今年の厳冬はそもそもの発端は南米ペルー沖の
ラニーニャ現象によるものだとの記事が出ていた。

ラニーニャ現象は海水温が高くなってしまう現象。
海水温が高いのに何で日本の冬が寒くなるのかというと、
ペルー沖の温まった海水が西(日本の南方)に蓄積され、
そこで上昇気流が発生し日本列島近くのジェット機料を蛇行させ・・・
と言ったわけで日本の冬が寒くなっている。

風が吹けば桶屋が儲かるのような連鎖過程を
みごとに描いているというわけだ。

十年ぐらい前だったかな。
複雑系の科学ってのが一般にも流行ったことがあって、
アマゾンの奥地で蝶々が羽ばたくとそれが色々な過程を通じて
世界の気象条件に影響して大きなハリケーンが発生したり、
竜巻が起こったりするなんて「バタフライ効果」が言われた。

で、これを何かで読んだ年配者が「これって本当ですかね」
なーんて言ってるのを聞いて内心苦笑した。

本当かどうかって、それはまったく分からない。
しかし、やっかいなのはこの話をしているグループの学者先生達は、
過去にノーベル賞を受賞していたりする
かなり権威のある人たちなので、
そんな偉い先生達が言うのだから本当に決まっていると思いこんでしまうこと。
実のところこの偉い先生達も分かっていない研究途上のことなんだ。

現実の自然現象として見るには物理的にも時間的にもスケール
がでかすぎて一目で見ることは出来ない。
ならば、砂場に山や海に見立てた地形を作ってミニチュアの家を
置いて山から水を流して家が流されていく様子を見る。
こんな実験を「バタフライ効果」でやろうと思ったって無理だ、
そんな小さなスケールではない。

ならば世界中のスーパーコンピュータを集めてシュミレーション
するのではどうだ。
残念ながら自然現象の変数が多すぎて計算結果を得るまでに至らない。
結果が見えてこないからあるのかどうかさえ分からない。

バタフライ効果」ってのは、実際にそれがあるのかどうかが
問題なのではなく、一つの考え方として聞くべきなんだ。

ノーベル賞を受賞した頭のイイ学者先生達も今までの自分の
研究実績から離れて複雑系の科学に傾倒していった。
その中で複雑系の科学の考え方を例えるものとして
バタフライ効果」を言い始めたのだ。

蝶々のような最初の小さな動きが伝わるにつれ相互作用により増幅され、
次第に大きな動きや結果を生み出す。
この地球上の現象は切り離して考えることは出来ない。
全てが影響し合い次の動きや形を作っていく。
地球規模、イヤ、宇宙規模の問題認識なんだ。

例えばこれが経営学に導入されると有機的組織論とか言い始める。
有機的とは相互に関係し合う関係と言うことで、
相互に影響し合い増幅され大きな力を発揮するなんて話しになってくる。

10年前に流行った複雑系の科学も壮大な考えで
当時でも研究成果は出ていなかった。
10年たった今でもたぶんこれと言った成果は出ていないだろう。
何世紀単位で成果を推し量るような壮大な取り組みだ。

ホロン革命

ホロン革命

パラダイム・ブック

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今年の厳冬の話題からずいぶん壮大な思いに駆られてしまった。
複雑系とか有機的とか地球規模とかの話しはこの辺の本が面白いかも。

バタフライ効果についてはこの本に書いてあった。

複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)

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