弁当そのものよりウツワの方にこだわりがある。
弁当箱は絶対アルマイトのドカベンタイプでなくちゃ。
アルマイトというのはアルミに腐食防止のため表面を酸化処理したものだ。
ご飯いっぱい入るし、なんだかご飯も美味しいような気がする。
プラスチック製なんてあり得ない。
そうは言っても今時そんな弁当箱使っている人なんていない。
建築工事の現場の人だって使いやしない。
こないだ建設中の家で作業してる人たちの弁当風景をちらっと見たら
保温タイプの円筒形の弁当箱使ってた。
いやー、これもあり得ない。
なにがって、保温した弁当だ。
弁当は絶対冷たくなくちゃ。しんなりして噛みごたえのあるご飯が旨いんだ。
ご飯には海苔を敷いて醤油をまぶしておく。
時間がたつとご飯に染みて旨いんだ。
これをレンジでチーンなんてしてしまうと臭いがきつくなる。
だからご飯は冷たいままが旨いんだ。
ボクのご飯好き、醤油好きの原点はここにあるのかも知れない。
次に弁当箱の包み方。
弁当箱は読売新聞で包んで輪ゴムで止める。
弁当の時間になって新聞紙を拡げてその上で弁当箱を開く。
2,3日前の記事をじっくり読みながら弁当を食う。
新聞の何面がいいとか記事の指定は出来ない。
政治面なんかだと読み物にならなくて最悪だ。
これがボクの正しい弁当との接し方だ。
これはこだわりというか自分の高校時代の弁当風景なだけなんだけどね。