走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

再び南房総野島崎へ

風、雨、で2日延期して、きょうも時々雨の予報だけどなんとかなるでしょう。
カッパを着て汗かきながらの釣りになるのか。

先月に続き房総半島最南端の野島崎の磯を目指した。
日の出が先月より30分遅くなって5時になったので
日の出1時間前の4時に到着する予定で家を12時に出発。

エサとコマセ用配合剤を買うため自動車道を一旦降りて市原の第一釣具店に。
トイレ休憩をして再び市原インターから京葉道路を経て館山自動車道に向かう。
カーナビの到着予定時刻を見ると3時20分。
駐車場から磯まで歩いて15分ほどだからちょうどいいぐらいだ。

予定時刻通り野島埼灯台の無料駐車場にクルマを停め
コマセ用配合剤でずっしり重くなったリックを背負い
バッカンとロッドケースを両手に持ち
ヘッドランプを点けて駐車場を出発。

この時必ずクルマを一周してから出掛ける。
夕方まで帰らないから
鍵を閉めたか、
室内灯は消したか、
窓は閉めたか、
準備している間に何か落としていないか、
置き引きに合わないようにするため荷物は見えないようにトランクに入れたか。
などを確認している。


磯まで15分ほど、半分は歩道を歩くので楽な行程だ。
それでも重い荷物を持って汗びっしょり。
ガーデン下と言われるアジ釣りに有名な場所だ。
結構形のいいアジが釣れるらしい。

10年以前に来た頃、ボクはクロダイ狙いなので正面を向かないで
脇のワンドで釣りをしていた。
カゴ釣りでブリの子どもがカツオの一本釣りのように
ぼこぼこ釣れるのを後ろから見ていたこともある。
づいぶん昔の話だから今はアジしかつれない磯になってしまったのかな。
クロダイもどうだろう。
魚釣りは潮の動き次第だから今日はどうだかわからない。

磯近くまで来ると磯から小さな明かりが見える。
どうやら一番乗りの人がいるようだ。
沖向で既に竿を出している。ボクは脇のワンドで狙うので一安心。

荷物を下ろしてまずはご挨拶。
はっきり覚えていないけど
先月来たときに一番乗りしていた人と同じ人のようだ。
やっぱりアジ狙いで朝までやって帰るそうだ。
潮の動きが良くなくて釣果もさっぱりだとか。
そうか動きよくないか。

自分の場所に戻ってチャランボを磯に打ち付け竿受けを作る。
タモの準備をしてからコマセを作る。
汗をかく作業が終わったら一呼吸入れて
虫除けスプレーを首筋や手のひらに吹きつけ
おーいお茶をひと口ふた口。

次はしゃがんだままロッドを用意して仕掛け作り。
磯のクロダイ狙いは仕掛けもシンプルだ。

この時手の甲でチクンとした。
ヘッドライトを当てると小さな点にしか見ないが
なにか虫にたかられているようだ。
念のため程度にいい加減に虫除けスプレーを吹いたので
液のかかっていない隙間にたかられたようだ。
特に腫れている様子もなくちょっと痒い程度で終わり。
もう一度念入りにスプレーをする。

夜明けまで30分ほど。
スマホを取り出しておはようのご挨拶をツイート。
天気予報を見るとうねりが2.5mから2mへとある。
前回来たときは通過していった台風のうねりが残っていて
今たっている場所でも波に洗われていた。
きょうは全体を見回すといたって穏やかだけど
自分の釣り座は波が立ちやすいようで足の下ぎりぎりまで波に洗われる。


ぎりぎりウキが見えるようになってから第一投目を振りこんだ。
20分もするとウキが吸い込まれたが小魚特有の一気に持って行かれる動き。
15cm程のメジナ。
あとも小メジナばかり。
次はフグだ。
フグ、フグ、フグ、小メジナ。といった感じで今日はフグの猛攻撃。

フグは歯を使ってハリスを痛めるので交換が面倒くさい。
しばらくすると腕や手がチクンとする。仕掛け作りの時に噛まれた虫だ。
1mmもしない小バエのような虫だけど噛まれると痛い。
周りを見渡したらブーツに何十匹もまとわりついている。
気持ち悪いのでスプレーをブーツにまで吹いて腕にも塗りなおし。
何度塗っても時間が経つとまとわりついてくる。

家に帰ってからネット調べてみると
ヌカカという吸血昆虫で磯ブヨとも呼ばれている。
磯ブヨってもっとでかいのだと思ってた。一週間は痒みが残るそうだ。
顔や首筋は大丈夫だったけど両腕から手のひらから指まで
10箇所ぐらい刺されている。
10年前はもっと大型のブヨやヤブ蚊に刺されたことはあるけど
ヌカカにお目にかかるのは今回はじめて。
温暖化の影響もあって繁殖域が広がったり大発生したりしているそうだ。
このブログを書いている翌日になってから痒みがひどくなった。


全天曇り空で今にも降り出しそう。
厚い雲でいつ日の出だったのかもわからない。

午前中はフグやヌカカの猛攻で終わった。
昼食をとってから少し昼寝することにした。
昨夜は仮眠と言ってもほとんど寝ていないので
少し休んでおかないと夕方までもたない。

うとうととして30分ほどで起きて午後用のコマセづくり。
コマセを撒いていると午前ほど小魚がいない。
それでもわーと寄ってくる小魚の群れより
深いところで大きめの魚も見えたような。ただの希望だったかな。


本日一番の釣果。通称サンノジ。
尾っぽの付け根に斑点が3つ見えることから着いた名前だろう。
正式(?)にはニザダイと言われるけどタイの仲間でもなく
見た目おちょぼ口でカワハギ似だけどハギの仲間でもなくスズキの仲間らしい。

成魚になると40cmぐらいになるが釣り上げたのは25cmに欠けるぐらい。
メジナにしても25cm超えてくるとロッドやレバーブレーキのリール操作で
釣り上げる楽しさが出てくる。
見た目あんまり美味しそうにも見えない。すぐにリリースした。
このサンノジの食味をネットで調べてみると磯臭くて食べられないとか。


この後も、フグ、フグ、小メジナそれとヌカカの猛攻で終わった。
潮が殆ど動かない悪条件だったからな。
夕方になるとアジ狙いの人達が集まってきて
沖に向けてカゴ仕掛けを振り込んでいた。

ひとりの年配の人が話しかけてきて
きょうは打ち上げ花火大会があるからアジ釣りもだめかなという。
花火大会じゃクルマも混むかもしれない。
集中力も維持できなくなってきたので5時で上がることにした。

2時の干潮から潮が上げてきて波も強くなり始めた。
釣り座には波は上がってこなかったけど
片付け始めて釣り座を引き上げて30分もしないうちに
大きな波がいままでいた釣り座を洗っていった。
前回は最後のひと波で足元すくわれて怪我したから今回は運が良かった。

帰りの館山自動車道から京葉道、東関東道、首都高速とも
特に渋滞なくすんなり帰ってきた。
市原サービスエリアのかき揚げそばがうまかった。

帰ってからひとっ風呂浴びた後のビールも旨い。
もう一杯と思っているうちにうたた寝して
起きていられずすぐにベッドへ。
夢も何も見ずに爆睡した。