走って、走って、ときどき海遊び

ラスコです。人生3分の2を終え残りは、ジョギングで走って、自転車で走って、ときどき釣りとウインドサーフィン.....

今週のお題:「あなたは10年前、何をしていましたか?」


映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』見たい!
あなたは10年前、何をしていましたか?


映画ハリー・ポッターシリーズが今年で10周年を迎えるということで、それにちなんで今週のお題は特別企画のお題だ。
3つの課題のうち「あなたは10年前、何をしていましたか?」を選んで書いてみよう。


10年前・・・。
ブログのテーマでもあるウインドサーフィンを始めた頃だ。

春の会社の健康診断で運動不足を指摘され、何か運動しなくては、したいな、何かないかなと探していた。
当時は海釣りが好きで月2回千葉の南房総三浦半島最南端の城ヶ島に通っていたので、もっと海とかかわりたくて何か海のスポーツをしてみたかった。

梅雨明け間近で好天の週末のニュースを見ていたら、お台場でウインドサーフィンを楽しむ人たちが写されていた。
これ面白そう。自分にもできないものだろうかと情報を集め始めた。

インターネットでウインドサーフィンと検索してみると、千葉や湘南でスクールがあることが分かった。
ウエアから道具一式貸してくれる体験コース5000円なんてのもある。とりあえず体験コース行ってみよう。

江ノ島だと小田急線が込みそうだし、千葉は遠いし通うのに便利そうな逗子のスクールを選んでネット上から申し込んだ。
あっけなく8月の盆休みに予約が取れた。それにしてもインターネットも便利なものだ。
まだ楽天市場で物を買うようになる前の時代だったけど、
情報収集からスクールの申込みまで自宅の机で出来てしまうのだから
あとは行動が伴えばインターネットが強力なツールになるんだろうことを感じた。


なんかやれることないかと探し始めて、1ヶ月もしない盆休みには逗子の海でウインドサーフィンの体験コースに参加していた。

ひとりで出掛けたスクールの体験コース。勝手も分からず知らない人ばかりの中でおどおどしながらも、わずかな風にボードが進んでいくのが楽しかった。
水の中で戯れているきっかけになってそのことだけでも楽しめた。

楽しめそうだ。何回かスクール通って練習すれば運動音痴のボクでも何とかなるんじゃないか。
体験コースを終えた後すぐに3回の初心者コースを申し込んでいた。
初心者コース2回目にはマイウエットスーツを注文して、しっかり習うぞと決心した。

初心者コース3回も終わる頃にはマイボード・セイルなど一式揃えることを決めた。
楽しい海ライフが始まるはずだった。

自分の道具を持つと今までの初心者コースからイントラ先生が替わり、今までのような初心者向けの丁寧さはなくなる。
別にぞんざいなわけではないけど、お客さん扱いではなく体育会系になってくる。

今までの初心者用と違いセイルエリアも広くなり風の影響もシビアに受ける。
ちょっとでも風が強いとセイルの取り回しもおぼつかない。
沖に出て帰るに帰れないでへたり込んでいたこともあった。

海の水にまみれて見えなかったけどつらくて涙が出てただろうな。
やっぱり自分には無理なのか、何でこんな道具買ってしまったんだと。
後悔ばかりしていた。

何ヶ月も練習に行かないこともあった。
自分には無理なのか、
やっていけないことをイントラ先生に相談したら。
人と比較しないで自分のペースで海を楽しんでみたら良いんだよ。
とアドバスされ少し気が楽になった。

仕事じゃないし好きでやっていることだから止めるのはいつだってできる。
もう少し頑張ってみよう。

それからもつらくて何度もべそをかいたけど、
いつの間にか10年たってしまった。
ちょっとしたコツを習ってコツコツやっていくうちに
少しずつでも上達してきた。

なーんだこうすれば良かったんだなんて覚えだした。
人と比較すればずいぶん遅い上達だけど、自分なりに楽しめるようになって止める気はなくなった。


つらくて途中で止めてしまう人も多いようだけど、ちょっとでも楽しさを感じているのなら続けてやってみると、いくつもの壁を乗り越えた先にすばらしい海が見えるようになる。

10年と聞くと重みのある年数だけど、打ち込んで過ごしてくるともうそんなに立っちゃったんだ。長いようでもあっけない年数だった。10年打ち込んでこられるような趣味を見付けられてたことも幸せだ。

ウインドサーフィンの楽しさを伝えるときいつもこう言っている。
「子供の頃泥だらけで夢中になって遊んだときと同じ思いが出来るよ」

大人だけど、無我夢中になって人目も気にせず思いっきり遊びたい人。
今年は新しい海遊び始めてみませんか。